パッケージ CMS を選ぶべき理由

WebRelease の製品パッケージ箱のイメージ

CMS を自社開発したり、セミパッケージ製品をカスタマイズして利用する場合に比べて、パッケージタイプの CMS には多くのメリットがあります。機能面以外にも、導入すべき CMS を比較選定する上で考慮しておくべきポイントはたくさんあります。

すぐに導入できる

パッケージタイプの WebRelease の場合、CMS は完成済みなので開発は必要ありません。箱から出してインストールするだけで、直ぐにサイト制作に着手することができます。

CMS を自社開発する必要がない

自社にもっとも合った CMS は?というゴールに向けて要件定義を行ない、それに従って CMS を開発したり、カスタマイズするのも良いのですが、成功するためにはかなりのハードルを超えなければなりません。実際、とても難しいと言って良いでしょう。

CMS に限らず一般的なシステム開発の話になりますが、個人であれ組織であれ「自分が必要としているシステム」を事前にしっかりと思い描き、正確に文書化し、それをゴールとしてシステムを開発することは、それだけでもなかなか難しいものです。多くの場合「自分が必要としているシステム」と思ったものの開発が一旦終わり、そして、それが当初のゴールを十分に満たすほどの素晴らしい出来栄えであったとしても、それを手にして使い始めるとすぐに、考えてもいなかった新しいニーズに気づき、一方で、絶対に必要と考えていた機能が実はあまりどうでも良い機能であったことに気づいたりするものではないでしょうか。U/I の使いやすさも実際に使ってみてはじめてわかる部分も多いものです。

本当に「自分が必要としているシステム」を手に入れるためには、このような開発プロセスを PDCA サイクルとして繰り替えすことが必要になります。結果として、最終ゴールに到達するまでには何年もの時間がかかり、また、同時に多額の投資が必要になります。そして、出来上がったシステムは自社の責任でメンテナンスを継続して行く必要があり、さらに、それが「レガシー」と呼ばれるシステムになる時が来たら、それをリプレースするための新しいシステムを、また、その時代のニーズやシステム環境に合わせて開発しなければなりません。高 TCO な状況から抜け出すことができなくなってしまいます。

WebRelease を採用すればこのような高 TCO 体質から解放されます。組織でウェブサイトを運営するために必要となる機能があらかじめ実装された CMS が直ぐに手に入るからです。

先行ユーザのノウハウが凝縮されている

WebRelease は 2000 年 7 月の発売以来、新規のお客様や長年ご利用中のお客様からのさまざまなニーズを取込みながらバージョンアップを重ねてきていますので、企業ウェブサイト運用の現場に即した実用的な機能が充実しています。ユーザインタフェースもお客様からのフィードバックにより磨かれ、高機能と直感的に使える操作性を両立しています。

品質が確保されている

WebRelease は、多くのお客様に同じパッケージをお使いいただくことで、ソフトウェアを高い品質でご提供することができています。現在、数百社のお客様が同じ WebRelease を日々活用して下さっています。なかには数百人で毎日のように更新しているというお客様や、40万ページを超える大規模サイトを運用中のお客様もいらっしゃいますので、安心してご採用いただけます。

確実な保守を受けることができる

お客様は、導入後もバグ修正版・機能強化版を無償または安価な保守費でダウンロードできます。脆弱性対応版もタイムリーに提供されます。パッケージタイプの WebRelease であれば、ダウンロードするだけで最新の CMS を簡単に手に入れることができます。

制作会社やサーバ環境を自由に選べる

SIer や制作会社の独自 CMS の場合、CMS とサイト制作、クラウド/ホスティングなどが一体化したサービスになっており、導入後は発注先が限定されたり、サーバ環境を他へ乗換えられないといったことが起こることがあります。

WebRelease はパッケージソフトなので、そのような特定のベンダーに多方面から囲い込まれてしまうことはありません。構築も制作もサーバ環境も、お客様のニーズに最適なパートナーをご自由にお選びいただき、コストコントロールができる状況でプロジェクトを進めていただくことができます。