WebRelease 2.70A リリースのお知らせ

WebRelease 2.70A をリリースいたしました。このリリースは WebRelease 2.70 に対するバグフィックスリリースです。

2.70 以前のバージョンをお使いのお客様はこのバージョンへのアップデートをお願いいたします。

このバージョンでの新機能の追加はありません。

Java をアップデート

2.70A では Java Runtime Environment が 1.8.0_72にアップデートされています。このアップデートにより、安定性、安全性が改善されています。

サポート対象プラットフォームの追加

2.70A では、従来のプラットフォームに加え、下記のプラットフォームがサポート対象に追加されました。

OS X 10.11 (El Capitan)
OS X 10.11 + OS X Server
Solaris 10 u9+ (x86・x86_64・SPARC)

Solaris 10 は 2.70 で一旦サポート対象から外れましたが 2.70A 以降からは再度サポート対象プラットフォームに組み込まれることになりました。

起動時間の改善

Version 2.70A では 2.70 に比較して WebRelease の起動時間が短縮されています。数十ギガバイト級の大規模なストレージで WebRelease をご利用になっている場合には、起動時間が大幅に短縮される場合があります。

2.70A は起動時間の短縮を保証するものではありません。お使いのコンテンツデータの状態によって顕著に効果が得られる場合、また、ほとんど効果が得られない場合があります。ご了承ください。

なお、起動時間が短くなるのは 2.70A にバージョンアップ後の WebRelease の 2 回め以降の再起動からとなります。バージョンアップ直後の再起動では従来どおりの起動時間がかかります。

ストレージの圧縮処理の起動条件を改善

明らかにディスク残が足りない状況で、圧縮処理を行っても完了できないと考えられる場合には、圧縮を起動しないように改良いたしました。また、圧縮に失敗した場合に一時ファイルが残骸として残る場合がありましたが、残骸を残さないように改良しました。

従来製品との互換性

WebRelease 2.70A は WebRelease 2.70 に対して十分な互換性を維持しています。

このバージョンで修正された不具合

WebRelease 2.70A では下記の不具合が修正されました。

  1. フラグメントパートのみの URL もプレビュー用の URL に変換されてしまう

    識別番号
    2121
    該当バージョン
    2.70
    不具合の詳細

    フラグメントパートのみからなる URL たとえば <a href="#bottom">.... などのような # から始まる URL が、プレビュー時に /WebRelease2 から始まるプレビュー用の URL に変換されてしまう。

    改修方法

    修正いたしました。フラグメントパートのみの URL はプレビュー用 URL への変換を行なわず、そのまま残すように修正しました。

  2. 「システム管理」の「ストレージ」画面の使用中のディスク量の表示の訂正

    識別番号
    2116
    該当バージョン
    2.70 以前
    不具合の詳細

    「システム管理」の「ストレージ」画面に表示されている「必要ファイルシステムサイズ」および「必要ファイルシステム残量」の値に、圧縮処理の実行中に作成される一時ファイルのサイズが含まれて表示されていました。紛らわしいため、一時ファイルのサイズを含めない表示に変更しました。

    圧縮を行っている最中の表示値が訂正の対象です。圧縮処理を行っていない平常時の表示値に変更はありません。

    改修方法

    修正いたしました。

  3. サイトエキスポート時に「操作履歴を含めない」オプションが2つ表示される

    識別番号
    2114
    該当バージョン
    2.70
    不具合の詳細

    サイトのエキスポートパネルに「サイトエキスポートファイルには操作履歴は含めない」というオプションを指定する行が二つ重複して表示されてしまっている。

    改修方法

    修正いたしました。

  4. FireFox で WYSIWYG上で貼り付けボタンや右クリックでの貼り付けができない

    識別番号
    2109
    該当バージョン
    2.70 以前
    不具合の詳細

    Firefox で WYSIWYG エディタを使用している時に、以下の機能が使えない。

    1. 貼り付け
    2. プレーンテキスト貼り付け
    3. ワード文章から貼り付け
    4. CTRL-V または CMD-V での貼り付け
    5. 右クリックからのメニューでの貼り付け

    改修方法

    修正いたしました。なお、症状が発生するのは Firefox 41 以降ぐらいからと思われます。Firefox 側で Document.queryCommandEnabled() メソッドの動作が変更されたことが関係していた模様です。

  5. 公開開始指定時刻に FTP が起動されない場合がある

    識別番号
    2097
    該当バージョン
    2.70 以前
    不具合の詳細

    FTP のモードが AUTO または SCHEDULED に設定されている状態で、ごく稀に、ページに指定されている公開開始指定時刻に FTP が起動されず、スケジュールどおりにページが公開されないことがある。

    改修方法

    修正いたしました。確率は低いようですが、コンテンツの作成方法や操作とは無関係に一定確率で発生していました。

  6. リンク切れ解消メールが配送されない場合がある

    識別番号
    2091
    該当バージョン
    2.70
    不具合の詳細

    外部リンクチェック機能を「定期的に外部リンクのチェックを行なう」に指定して使用している場合に発生します。外部リンクがあり、それがリンク切れになっている状態で、一度「リンク切れ通知」メールが発送されている状況から、コンテンツを修正して、外部リンクがすべてなくなった場合に、リンク切れ解消メールが送出されない。

    改修方法

    修正いたしました。

  7. ページ編集画面の公開ボタンで間違ったリビジョンが公開される場合がある

    識別番号
    2089
    該当バージョン
    2.70 以前
    不具合の詳細

    下記の手順で操作すると、公開ボタンをクリックした時に操作していたリビジョンとは異なるリビジョンが公開されてしまう。

    1. ページ A を作成して公開する。
    2. ページ A を編集して A のリビジョン 2 を作成する。
    3. ページ A のリビジョン 1 をリビジョン一覧画面で選択してリビジョン 1 のページ編集画面を表示する。
    4. ページ A のリビジョン 1 のページ編集画面で「公開」ボタンをクリックすると、ページ A のリビジョン 2 が公開されてしまう。

    改修方法

    修正いたしました。

  8. 公開開始日時に未来時刻を指定して公開ボタンを押した時に操作履歴が残らない

    識別番号
    2087
    該当バージョン
    2.70 以前
    不具合の詳細

    ページ編集画面で、公開開始指定時刻を未来に指定してある状態で「公開」ボタンをクリックしてページを公開待の状態にした時に、「公開ボタン」をクリックした操作が操作履歴に記録されない。操作履歴に残らない以外に副作用はない。

    改修方法

    修正いたしました。

  9. <meta http-equiv="refresh" ...>中にあるURLのプレビュー用 URL ヘの変換が不十分

    識別番号
    2085
    該当バージョン
    2.70
    不具合の詳細

    ページのプレビューに関連した問題です。プレビューしようとしているページに <meta http-equiv="refresh"...> という形式の meta タグが含まれている場合に、その meta タグ中にある URL をプレビュー用の URL に書き換える処理に以下の二つの不十分な点がありました。

    (1) http-equiv="refresh" の refresh が小文字で綴られていない場合に、後に続く url= 部分の URL がプレビュー用の URL に変換されない。

    (2) http-equiv="refresh" contents="...url=..." の url= の部分がが小文字で綴られていないと URL 部分がプレビュー用の URL に変換されない。

    改修方法

    修正いたしました。

  10. デッドロックすることがある

    識別番号
    2080
    該当バージョン
    2.70 以前
    不具合の詳細

    操作中にデッドロックを起してしまい、フリーズする。その後、自動で再起動して復旧する。WebRelease2.log には Deadlock detected. という記録が残る。

    改修方法

    修正いたしました。なお、この不具合の発生確率は極めて低いと考えられます。また、自動再起動で復旧します。従って、この件を理由に早急なバージョンアップを行う必要は無いとお考えいただいてかまいません。

  11. マニュアル中の画像が正常に表示されない場合がある

    識別番号
    2071
    該当バージョン
    2.70以前
    不具合の詳細

    マニュアル中の画像が正常に表示されない場合がある。Windows 上の Chrome など、一部の OS とブラウザの組み合わせで、画像が若干赤みがかって表示されてしまう。

    改修方法

    修正いたしました。

  12. 関数 channel() のマニュアルが欠落している

    識別番号
    2061
    該当バージョン
    2.70
    不具合の詳細

    関数 channel() のマニュアルが欠落している。channel() 関数は問題なく使える。

    改修方法

    修正いたしました。

  13. zip ファイル中の __MACOSX というディレクトリの処理の変更

    識別番号
    2056
    該当バージョン
    2.70
    不具合の詳細

    OS X 上で作成された zip ファイルには OS X 特有のファイルの拡張属性を保存するために __MACOSX というディレクトリが作られている場合があります。この形式の zip ファイルを正しくハンドリングすることができていませんでした。

    改修方法

    Zip ファイル中の __MACOSX ディレクトリを処理しないように(無視するように)修正しました。

  14. リソースとして登録されている html 中の URL がプレビュー時に変換されない

    識別番号
    2052
    該当バージョン
    2.70
    不具合の詳細

    サイトリソース、テンプレートリソース、ページリソースのいずれかとして登録されている html ファイルの中に、WebRelease で管理するページやリソースの URL が直接書き込まれている場合に、その html ファイルをプレビューした時に、URL がプレビュー用の URL に変換されないため、リンクや参照ができない。

    改修方法

    修正いたしました。

  15. アクセスが制限されているフォルダ以下が検索できてしまう

    識別番号
    2036
    該当バージョン
    2.70
    不具合の詳細

    ユーザ A がアクセスできない設定になっているフォルダ F があるサイトで、ユーザ A がページ検索を行なうとフォルダ F 以下のファイルが検索できてしまう。検索の結果、検索結果の一覧にページのタイトルが表示されてしまいますが、実際にページをプレビューしたり編集画面に入ることはできません。

    改修方法

    修正いたしました。

  16. リソースとして登録されている javascript の圧縮ができない場合がある

    識別番号
    2015
    該当バージョン
    2.70 以前
    不具合の詳細

    サイトリソース、テンプレートリソース、ページリソースに登録されている javascript に対して「コンテンツ生成時に YUICompressor で圧縮処理する」を ON に指定すると、そのリソースをプレビューした時に NotFound になってしまう。また FTP を実行した場合には FTP記録に java.lang.StackOverflowError が記録され FTP がエラー終了してしまう。

    この症状は必ず発生するわけではありません。

    改修方法

    修正いたしました。

  17. ページデータテンプレートのリソースが公開サーバにアップロードされない

    識別番号
    2013
    該当バージョン
    2.50 以降
    不具合の詳細

    ページデータ型のテンプレートに登録されているテンプレートリソースが公開サーバにアップロードされない。

    改修方法

    アップロードされるように修正いたしました。

    もし、ページデータ型のテンプレートのリソースに、公開サーバにアップロードしてはならないファイルを登録しているのであれば、2.70A へのアップデートを実行する前に、テンプレートの修正を行なってください。

  18. 再起動後に「リンク切れ解消」メールが誤送出されることがある

    識別番号
    2005
    該当バージョン
    2.70 以前
    不具合の詳細

    下記の条件で WebRelease 再起動直後に「リンク切れ解消」メールが誤送出される。その後、再度リンク切れが検出され「リンク切れ」メールが送出される。

    1. 外部リンクチェック機能を「定期的に外部リンクのチェックを行なう」の指定にして使用している。
    2. 「通知メール発送タイミング」に「最初にリンク切れを検出した時」以外を指定している。
    3. 実際に 1 件以上のリンク切れが発生している。
    4. 以上の条件をすべて満たしている状況で WebRelease を再起動する。

    改修方法

    修正いたしました。