WebRelease 2.2x のインストーラの動作概要
WebRelease 2.2x のインストーラの動作の概要をご説明いたします。ここで説明している動作は WebRelease 2.2x を CD からインストールした場合のインストーラの動作です。また、この動作説明は WebRelease 2.2x に限定したものとなっています。ご了承ください。
インストーラの動作のポイントは下記のとおりです。
- アカウント wr2 とグループ wr2 が作成される。ホームディレクトリも作成される。
- アプリケーション WebRelease2 / JRE / Tomcat が ~wr2 以下にインストールされる。
- Linux と Solaris 10 の場合、自動起動関連のファイルが /etc/init.d 周辺にインストールされる。
- Mac OS X (Server) の場合、自動起動関連のファイルが /Library/StartupItems/WebRelease2 以下にインストールされる。
- 旧版があれば削除される。
- mod_proxy に関する設定が httpd.conf の末尾に5行追加される。
以下に、インストーラの動作を順にもう少し細かく説明いたします。
(1) アカウント wr2 の作成
インストーラは、WebRelease 2.2x をインストールするためのアカウントを作成します。作成されるアカウント名は wr2 です。同名のグループも作成されます。ホームディレクトリも標準的な場所に作成されます。
- WebRelease は wr2 というアカウントで起動します。
- WebRelease のアプリケーション本体 / JRE / Tomcat は全てこの wr2 というユーザのホームディレクトリ以下にインストールされます。
- WebRelease を使用開始するとこのホームディレクトリ下に WebRelease2.storage というデータ領域が作成される。
作成されるホームディレクトリの位置は OS によって異ります。ディレクトリが作成される場所は下記のとおりです。
- Linux の場合 /home/wr2
- Solaris 10 の場合 /export/home/wr2
- Mac OS X (Server) の場合 /Users/wr2
(2) WebRelease / JDK / Tomcat のインストール
インストーラは、作成したホームディレクトリに WebRelease の稼動に必要なソフトウェアをインストールします。
- ~wr2/WebRelease2 というディレクトリに WebRelease2 のアプリケーション本体がインストールされます。
- ~wr2/ThirdPartyProducts というディレクトリ以下に Tomcat と JRE がインストールされます。WebRelease 2.2x の CD には JRE 1.5 と Tomcat 5.5 が同梱されています。
WebRelease は ~wr2/ThirdPartyProducts 以下に置かれている Tomcat と JRE を使って起動します。システムの他の場所にインストールされているものを使用することはありません。
尚、インストーラ実行時点で、既にこれらのディレクトリが存在している場合、ディレクトリ以下は一旦すべて削除され、新しいバージョンがインストールされます。
(3) 自動起動関連ファイルのインストール
インストーラは、OS 起動時に WebRelease が自動起動するために必要なファイル群をインストールします。
- LInux の場合、/etc/init.d/webrelease2 というファイルがインストールされます。さらに、
このファイルへのシンボリックリンクが、下記のとおり作成されます。
- /etc/rc3.d/S99webrelease2
- /etc/rc4.d/S99webrelease2
- /etc/rc5.d/S99webrelease2
- /etc/rc3.d/K10webrelease2
- /etc/rc4.d/K10webrelease2
- /etc/rc4.d/K10webrelease2
- Solaris 10 の場合、/etc/init.d/webrelease2 というファイルがインストールされます。また、このファイルへのシンボリックリンクが、 /etc/rc3.d/S99webrelease2 に作成されます。
- Mac OS X (Server) の場合、 /Library/StartupItems/WebRelease2 というディレクトリ以下に自動起動ファイルがインストールされます。
インストーラ起動時点で、既にこれらのファイルやディレクトリが存在している場合には、それらは一旦削除され、新しいバージョンがインストールされます。
(4) 旧バージョンの削除
下記のファイルやディレクトリに置かれている旧バージョンは削除されます。
Mac OS X (Server) の場合
- /System/Library/StartupItems/WebRelease2
- /Local/Library/Frameworks/FWCore.framework
- /Local/Library/Frameworks/FWFtp.framework
- /Local/Library/Frameworks/FWOmgr.framework
- /Local/Library/Frameworks/FWOmgrLocal.framework
- /Local/Library/Frameworks/FWOmgrx.framework
- /Local/Library/Frameworks/FWSwap.framework
- /Local/Library/Frameworks/WebRelease.framework
- /Local/Library/WebObjects/Frameworks/FWWOFccl.framework
- /Local/Library/WebObjects/Applications/WebRelease2.woa
Linux または Solaris 10 の場合
- ${NEXT_ROOT}/Local/Library/Frameworks/FWCore.framework
- ${NEXT_ROOT}//Local/Library/Frameworks/FWFtp.framework
- ${NEXT_ROOT}//Local/Library/Frameworks/FWOmgr.framework
- ${NEXT_ROOT}//Local/Library/Frameworks/FWOmgrLocal.framework
- ${NEXT_ROOT}//Local/Library/Frameworks/FWOmgrx.framework
- ${NEXT_ROOT}//Local/Library/Frameworks/FWSwap.framework
- ${NEXT_ROOT}//Local/Library/Frameworks/WebRelease.framework
- ${NEXT_ROOT}//Local/Library/WebObjects/Frameworks/FWWOFccl.framework
- ${NEXT_ROOT}//Local/Library/WebObjects/Applications/WebRelease2.woa
各 OS 共通
httpd.conf ファイル中に指定されている DocumentRoot の値を ${DOCUMENTROOT} と表したとして、下記のディレクトリ以下が削除されます。
- ${DOCUMENTROOT}/WebObjects/Applications/WebRelease2.woa
- ${DOCUMENTROOT}/WebObjects/Frameworks/FWWOFccl.framework
この時、${DOCUMENTROOT}/WebObjects 以下が空になった場合には ${DOCUMENTROOT}/WebObjects も削除されます。
(5) apache の設定
インストーラは、apache の設定を行ないます。設定の対象となるファイルは下記のとおりです。
- Linux の場合 /etc/httpd/conf/httpd.conf
- Solaris 10 の場合 /etc/apache2/httpd.conf
- Mac OS X (Server) の場合 /etc/httpd/httpd.conf
インストーラは、これらの httpd.conf ファイルの末尾に下記のとおり mod_proxy に関するディレクティブを追加します。
# Following mod_proxy configuration is added by WebRelease2 Installer. <IfModule mod_proxy.c> ProxyPass /WebRelease2 http://127.0.0.1:50002/WebRelease2 ProxyPassReverse /WebRelease2 http://127.0.0.1:50002/WebRelease2 </IfModule>
尚、インストーラ実行時点で、既に WebRelease2 に向けた ProxyPass の設定が行なわれているとみられる (httpd.conf 中に ProxyPass.*/WebRelease2 というパターンが存在している) 場合には、このディレクティブの追加は行なわれません。
インストール後、必要があればこれらのディレクティブを VirtualHost 下に異動するなど、必要な変更を加えていただいて構いません。
WebRelease は apache の DocumentRoot や cgi-bin ディレクトリなどにファイルやオブジェクトをインストールする必要がありません。したがって、apache に関する設定は、上記の mod_proxy に関するものだけです。
尚、製品に添附されているインストールマニュアルにも記載させていただいていますが、Solaris 10 に WebRelease をインストールして使用する場合には、apache のバージョンを Solaris 10 のデフォルトの 1.3 系から 2.0 系に変更していただく必要があります。(Solaris 10 には両方のバージョンの apache がバンドルされています)
WebRelease 2.2x のインストーラの動作概要は以上です。
さらに詳細なインストーラの動作につきましては、ご購入いただいた製品の CD に置かれている Install-UNIX.sh というインストールスクリプトをご参照ください。Mac OS X (Server) では pkg による GUI インストーラが用意されていますが、この pkg インストーラも、内部から Install-UNIX.sh を起動してインストールを行なっています。従って Install-UNIX.sh をご参照いただくことで Mac OS X (Server) のインストーラの動作も細かく把握していただくことが可能です。


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