WebRelease 2.60Wリリースのお知らせ

WebRelease 2.60W をリリースいたしました。このリリースは WebRelease 2.60V に対するバグフィックスリリースです。

2.60V 以前のバージョンをお使いのお客様はこのバージョンへのアップデートをお願いいたします。

このバージョンでの新機能の追加はありません。

Java をアップデート

2.60W では Java Runtime Environment が Java SE 8u161 にアップデートされています。このアップデートにより、安定性、安全性が改善されています。

Tomcat をアップデート

2.60W では Tomcat が 8.5.27 にアップデートされています。このアップデートにより、安定性、安全性が改善されています。

従来製品との互換性

WebRelease 2.60W は WebRelease 2.60V に対して十分な互換性を維持しています。

このバージョンで修正された不具合

WebRelease 2.60W では下記の不具合が修正されました。

  1. WYSIWYGエディタのカラーパレットが表示できない場合がある

    識別番号
    2523
    該当バージョン
    2.60 以降
    不具合の詳細

    WYSIWYG エディタの「テキスト色」および「テキスト背景色」を指定するためのカラーパレットが表示されない場合がある。この問題は、下記の条件で発生する。

    • この症状はブラウザに Chrome または Edge を使用している時に発生する。
    • WYSIWYG エディタのソース入力機能を利用して WYSIWYG エディタ内に <iframe src="..."></iframe> が記述されている。src 属性には cross domain となる、WebRelease サーバとは異なるドメインの URL が指定されている。
    このような WYSIWYG 要素を持つページで WYSIWYG エディタ内で「テキスト色」または「テキスト背景色」を指定しようとしてもカラーパレットが表示されない。

    改修方法

    修正いたしました。

  2. 英語版メッセージの不足

    識別番号
    2520
    該当バージョン
    2.60 以降
    不具合の詳細

    下記の英語メッセージが不足しているため、英語 U/I を選択していてもメッセージが日本語のまま表示されてしまう。

    • FTP記録を csv 形式でダウンロードします (FTPログダウンロードパネル内)

    改修方法

    修正いたしました。

  3. パスワード入力フィールドで必要以上に autocomplete が動作してしまう

    識別番号
    2498
    該当バージョン
    2.60 以降
    不具合の詳細

    パスワード入力フィールドに対しては、最近のブラウザ(Firefox 57 以降など)では、強力に autocomplete (パスワードの自動入力機能)が動作します。この機能は、ユーザがパスワードを覚える負担を軽減し、長く複雑なパスワードを利用することができる環境を整えることでセキュリティの向上を目指すものであり、一定の効果があると思われます。一方で、この動作が不適切に感じられる場面もあります。例えば、ユーザ登録情報の設定画面には、パスワード変更時に使用するためのパスワード入力フィールドがありますが、操作者にパスワード変更の意志がない場合にも、このフィールドに autocomplete でパスワードが自動入力されてしまうため、保存ボタンをクリックした時に「確認用のパスワードが一致しない」旨のメッセージが表示されてしまいます。今回、このような不便を軽減すべく、必要のない局面では autocomplete が動作しないように対策を施しました。

    改修方法

    必要以上にブラウザの autocomplete が機能しないように修正いたしました。

  4. ページ編集画面でチェックボックスのチェックがはずれてしまうことがある

    識別番号
    1645
    該当バージョン
    2.60V 以前
    不具合の詳細

    ページ編集画面でページを編集している時に「複数行テキスト」タイプの要素につけられている「改行」および「HTML」のチェックボックスが、複数同時に OFF になってしまう場合がある。

    この症状は、サーバとブラウザの間の通信速度が低下している状況で、保存ボタンを連打したり、また、ページ編集画面が完全に描画されていない状態で「保存」ボタンをクリックするなどの操作をした場合に発生する場合がありました。

    通信速度が十分に確保できている場合、また、ページ編集画面のサイズが小さい(入力フィールドの数が少ない)場合には殆ど発生することはありません。

    本件は WebRelease Version 2.60K で一旦対応されていましたが、対応が不十分な部分があり、再発するケースが残されていたため、本バージョンで再度対応することとなりました。

    改修方法

    修正いたしました。