WebRelease 2.60R リリースのお知らせ

WebRelease 2.60R をリリースいたしました。このリリースは WebRelease 2.60Q に対するバグフィックスリリースです。

2.60Q 以前のバージョンをお使いのお客様はこのバージョンへのアップデートをお願いいたします。

このバージョンでの新機能の追加はありません。

Tomcat をアップデート

2.60R では Tomcat が 8.5.9 にアップデートされています。このアップデートにより、安定性、安全性が改善されています。

Tomcat 8.5.9 へのアップデートは Tomcat 6.0.x が 2016 年末で End of life となることへの対応です。

従来製品との互換性

WebRelease 2.60R は WebRelease 2.60Q に対して十分な互換性を維持しています。

このバージョンで修正された不具合

WebRelease 2.60R では下記の不具合が修正されました。

  1. SSL 終端機能のあるロードバランサと組み合わせて稼働できない

    識別番号
    2310
    該当バージョン
    2.60Q 以前、2.70C 以前
    不具合の詳細

    WebRelease の前段に SSL 終端機能のあるロードバランサを挿入し、そのロードバランサ側に SSL Certificate をインストールして SSL を終端する構成をとると WebRelease からクライアントブラウザに返されるリダイレクトが非 SSL 側の URL に向けたものとなってしまい SSL 下での運用ができない。

    WebRelease を稼働させているサーバの Apache 側で SSL を終端する場合には問題は発生しません。

    改修方法

    修正いたしました。なお、この修正は Tomcat の 8.5 系へのバージョンアップで修正されました。

  2. 特定の条件下で FTP エラー通知メールが連続して発送されてしまう

    識別番号
    2274
    該当バージョン
    2.60A 以降
    不具合の詳細

    下記の条件に合致する場合に、FTP エラー通知メールが指定されたアドレスに向けて 5 秒おきに連続して発送され続けてしまう。

    1. XMLリーダを利用している
    2. FTP が AUTO 設定になっている
    3. FTP を実行すると公開サーバ上での URL の衝突が発生することが原因で FTP がエラーになる状況にある

    改修方法

    修正いたしました。