WebRelease 2.60Sリリースのお知らせ

WebRelease 2.60S をリリースいたしました。このリリースは WebRelease 2.60R に対するバグフィックスリリースです。

2.60R 以前のバージョンをお使いのお客様はこのバージョンへのアップデートをお願いいたします。

このバージョンでの新機能の追加はありません。

Java をアップデート

2.60S では Java Runtime Environment が Java SE 8u121 にアップデートされています。このアップデートにより、安定性、安全性が改善されています。

Tomcat をアップデート

2.60S では Tomcat が 8.5.11 にアップデートされています。このアップデートにより、安定性、安全性が改善されています。

性能改善

2.60S では、下記の項目について性能が改善されています。

  • ダッシュボードの表示が高速化されています。承認フローを多用しているサイトで効果が期待できます。
  • WebRelease の再起動後のページのプレビュー・ページ一覧・承認一覧・一括承認依頼などの表示が高速化されています。この変更により WebRelease の起動に所要する時間が若干長くなる場合があります。また、起動状態でのメモリ消費量が少し増加する場合があります。

いずれの点につきましても、比較的規模の大きな数万ページ規模のサイトで効果が得られる見込みですが、コンテンツデータの状態、サーバリソースの状況などによっては効果が得られない場合もあります。あらかじめご了承ください。

従来製品との互換性

WebRelease 2.60S は WebRelease 2.60R に対して十分な互換性を維持しています。

このバージョンで修正された不具合

WebRelease 2.60S では下記の不具合が修正されました。

  1. サポートされていないブラウザからのアクセスへの表示画面を改善

    識別番号
    2329
    該当バージョン
    2.60M 以降
    不具合の詳細

    IE 7 以前のブラウザで WebRelease を利用しようとすると not supported browser というメッセージが表示されて WebRelease を使用することができません。これは、サポート対象外のブラウザでの利用に伴って発生する可能性があるトラブルを避けるために WebRelease に組み込まれている機能ですが、この時 not supported となった理由がブラウザの画面に表示されないので理由がわかりにくいという問題がありました。
    2.60S からは、ブラウザの画面にアクセスを試みたブラウザの user-agent が表時されるようになったので not supported の原因が把握しやすくなっています。

    改修方法

    改良いたしました。本件は不具合というよりは機能改善にあたるものと捉えています。

  2. 一括承認依頼でエラーが発生する場合がある

    識別番号
    2324
    該当バージョン
    2.60 以降
    不具合の詳細

    以下の手順で一括承認依頼を実行すると、依頼後の画面が表示されず、真っ白な画面になってしまう。この問題は、システムの設定でメールサーバの設定が行なわれておらず、承認依頼メールが発送できない状態になっている場合にのみ発生する。

    1. 一括承認依頼を行なう。この時「承認依頼フォルダ」の「新規サブフォルダ名」に存在しない新たなフォルダの名前を指定する。
    2. 「次へ」ボタンをクリックして承認依頼内容の確認画面を表示する。確認画面で「承認依頼メール配信先」に1通以上の依頼メールの配信先を指定する。
    3. 「実行」ボタンをクリックした時に、メールサーバの指定がない旨のエラーが表示される。
    4. 「承認依頼メール配信先」のチェックボックスをすべて OFF にして承認依頼メールの配送をしない設定に変更してから、再度「実行」ボタンをクリックする。

    改修方法

    修正いたしました。