WebRelease 2.60D リリースのお知らせ

WebRelease 2.60D をリリースいたしました。このリリースは WebRelease 2.60C に対するバグフィックスリリースです。

2.60C 以前のバージョンをお使いのお客様はこのバージョンへのアップデートをお願いいたします。

このバージョンでの新機能の追加はありません。

従来製品との互換性

WebRelease 2.60D は WebRelease 2.60C に対して十分な互換性を維持しています。

このバージョンで修正された不具合

WebRelease 2.60D では下記の不具合が修正されました。

[1]システム管理ユーザでないユーザがサイトを作成すると、スタッフにライター権限だけで登録されてしまう
識別番号 1511
該当バージョン 2.60 - 2.60C
不具合の詳細

システム管理ユーザでないユーザがサイトを作成すると、スタッフにライター権限だけで登録されてしまう。マネージャー権限のないままスタッフに登録されてしまうので、結果的に作成したサイトの設定変更がなにもできない。

改修方法

修正いたしました。

[2]ページ中の画像がアップロードされない場合がある
識別番号 1503
該当バージョン 2.60C 以前
不具合の詳細

以下のシーケンスの操作で症状が発生します。
ケース1:
(1) ページを作成する。ページの公開終了時刻に T を指定する。 その後、ページを公開(FTP実行)する。
(2) 公開されているページに対して(T より前の時点で) 新リビジョンを作成する。新リビジョンの公開開始時刻に T より後の時刻 T2 を指定する。T と T2 の間には時間差 (ギャップ)があるように T2 を指定する。その後、ページ を公開する。この時点で新しいリビジョンは公開待ちに なる。
(3) T を経過した時点で FTP を実行する。公開終了時刻を過ぎているので ページは公開終了となり、ページ中の画像も公開サーバから 削除される。
(4) T2 が到来したら FTP を実行する。ページの公開開始時刻を通過 しているので、ページが公開されるが、このとき、ページ中の 画像がアップロードされない。

ケース2:
(1) ページを作成して公開する。FTPも実行する。
(2) ページの公開終了時刻を過去に指定して新リビジョンを作成 し、ページを公開する。FTP も実行する。 ページの公開終了時刻を通過しているので、ページは公開終了と なり、ページ中の画像も公開サーバから削除される。
(3) ページの新規リビジョンを作成し、公開終了時刻を解除ま たは、未来に指定してページを公開する。FTPも実行する。 この時、ページは公開されるが、ページ中の画像がアップロード されない。

改修方法

修正いたしました。
なお、該当するページを、一旦「公開終了」にして FTP を実行し、その後、再度「公開」して FTP を実行することで、問題を解決することもできます。

[3]wr-for タグを含むメソッドを再帰呼び出しすると NullPointerException が発生する場合がある
識別番号 1502
該当バージョン 2.60D 以前
不具合の詳細

WTL に 2.5 系を指定してあるテンプレートやコンポーネントに定義されている wr-for タグを含むメソッドを再帰呼び出しすると NullPointerException が発生する場合がある。
この問題は 2.50 系からある、wr-for タグを含むメソッドが再帰呼び出しできないという不具合に起因しています。 WebRelease 2.6 系では、この問題は解決されていますが、2.5 系との互換性を維持するため、 WTL に 2.5 系を指定してあるテンプレートやコンポーネントにおいては、修正前の再帰呼び出しができないコードが実行されるようになっていました。しかしながら 2.60C での性能改善にともない、再帰呼び出しできないことが NullPointerException を発生してしまうなどの問題を併発するようになってしまいました。

改修方法

2.60D では、WTL に 2.5 系が指定されているテンプレートやコンポーネントでも wr-for を含むメソッドの再帰呼び出しを正常に処理するように修正することでこの問題の発生を防ぐことといたしました。

[4]「改行コードをLFに統一」が正しく動作しない場合がある
識別番号 1496
該当バージョン 2.60C 以前
不具合の詳細

WTL 2.5 系と WTL 2.6 系のテンプレートが混在していると「改行コードをLFに統一」が ON に指定されているテンプレートの展開結果が安定しない。改行コードが LF に正しく変換される場合とされない場合が不定に発生する。
現象は必ず発生するわけではありません。特定の順序でページの展開が生成された場合にのみ発生します。この現象はプレビューでは発生しません。
この問題は、2.60C 以前の WebRelease に存在していたものですが、2.60C 時に加えられた性能改善策の結果、問題の発生確率が高くなり、問題が表面化した模様です。

改修方法

修正いたしました。

[5]フォルダの名称を変更すると意図せずにフォルダが移動してしまう場合がある
識別番号 1486
該当バージョン 2.60C 以前
不具合の詳細

親フォルダの「新規フォルダの作成を許可する」の設定がOFFの状態で子フォルダの名称を変更するとフォルダが移動してしまう。

改修方法

修正いたしました。

[6]wr-if タグの condition= の条件式の評価結果が null になると NullPointerException を発生する
識別番号 1459
該当バージョン 2.60D 以前
不具合の詳細

wr-if タグの condition= に指定されている条件式の評価結果が null になってしまった場合に NullPointerException が発生してしまう。結果として FTP が中断されてしまう。
本来 condition= の式の結果は真偽値でなければならないので、null を返す式が指定されている時点でテンプレートの展開やメソッドの記述に問題があると考えられます。しかし、そのような場合でも、その旨を示すエラーメッセージが表示されるべきです。NullPointerException を発生する動作は適切ではありませんでした。

改修方法

wr-if タグの condition= に null を返す式がしていされていた場合「式の値が真偽値になっていない」というメッセージを残すように修正いたしました。

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