動作環境
WebRelease は PC 上のブラウザから利用する Web アプリケーションです。WebRelease で CMS環境を構築するためには「利用者環境」「WebRelease サーバ」そして「公開 Web サーバ」を用意する必要があります。

WebRelease サーバ
WebRelease2 (Version 2.75 以降) は下記の条件を満たすサーバ上でご利用いただけます。
オペレーティング システム |
|
|
HTTP サーバ | Apache 2 + mod_proxy (OS に同梱) |
|
Java 実行環境 | OpenJDK 8 (Amazon Corretto) (WebRelease2 に同梱) |
|
アプリケーション サーバ |
Tomcat 8.5 (WebRelease2 に同梱) |
|
ハードウェア | メモリ 2GB 以上、マルチコア CPU 推奨 |
64bit 環境をご用意ください
WebRelease は 64bit 環境でご利用ください。32bit CPU を搭載したマシンまたは 32 bit 版 OS 上では WebRelease はご利用いただけません。
SMTP サーバをご用意ください
WebRelease には、各種通知メールを発送する機能があります。これらの機能をお使いになる場合には WebRelease からメールを発送するためのメールサーバが必要になります。WebRelease は一般的な port 25/465/587 を使ってメールの発信が可能な SMTP サーバに対応しています。また STARTTLS やパスワード認証にも対応しています。
インストールは簡単です
WebRelease のパッケージには Apache Software Foundation からリリースされている Tomcat と Amazon 社からリリースされている OpenJDK Corretto が同梱されています。Tomcat と OpenJDK Corretto のインストールとコンフィグレーションは WebRelease の統合インストーラで行なわれますので WebRelease のインストールの際に Tomcat と OpenJDK Corretto を別途にダウンロード/インストールしていただく必要はありません。
データベースサーバは不要です
WebRelease の動作にはデータベースサーバは必要ありません。WebRelease は独自にリポジトリエンジンを持っていますので、インストールされたサーバのローカルファイルシステム上にコンテンツリポジトリを作成して稼動します。
リポジトリは Network Attached Storage (例えば SMB や NFS)上に置くことはできません。iSCSI などの上に構築されたファイルシステムに置く事には問題はありません。
WebRelease 利用者(コンテンツ管理者)環境
WebRelease でのコンテンツ制作と管理は、下記のいずれかのブラウザが稼働する PC から行なうことができます。
- Microsoft Edge
- Google Chrome
- Mozilla Firefox
- Apple Safari
できるだけ最新版のブラウザをお使いください。
ブラウザは JavaScript が実行可能な設定になっている必要があります。ブラウザに FlashPlayer や Java Applet などのプラグインをインストールする必要はありません。
公開 Web サーバ
WebRelease サーバとは別に公開 web サーバが必要です。WebRelease は生成したコンテンツをこの公開 web サーバにアップロードします。WebRelease サーバは公開 web サーバへ固定アカウントで FTP または SFTP 可能なネットワーク上に設置してください。
FTP または SFTP でコンテンツがアップロードできるならば、公開 Web サーバには、基本的にどのような OS / HTTPD をご利用いただくことも可能です。
Amazon S3 へのコンテンツ配信
WebRelease は Amazon S3 に対してコンテンツを直接アップロードすることができます。これにより、Amazon S3 + Amazon CloudFront + AWS Lambd@Edge といった構成のコンテンツ配信環境を構築できます。この構成を採ることで、全世界への、極めて高速な、また、サーバレスであるためにメンテナンスの手間を削減した、コンテンツ配信環境を、安価に、また、手軽に構築できます。