WebRelease2.storage の場所を変更する方法

WebRelease2.storage を他のファイルシステムに移動する際の手順をご紹介します。

WebRelease を普通にインストールすると、サーバ上に wr2 というアカウントが作成され、そのホームディレクトリ(例えば /home/wr2)以下に WebRelease 関連のソフトウェアがインストールされます。そして、そこに WebRelease2.storage というディレクトリが作成され、その下に WebRelease の使用する全データが保存されます。

この WebRelease2.storage というディレクトリ以下にはコンテンツデータが保存されるため、大規模なサイト(例えば、数万ページを超える規模のサイトなど)を運用管理して行くと、数十G byte を超えるサイズになって行く場合があります。

~wr2 以下のディスク残量が不足し始めた場合に、~wr2 が置かれているファイルシステムを拡張して対応できれば良いのですが、さまざまな理由でファイルシステムの拡張ができない場合があります。

そのような場合には、十分なサイズを持った別ファイルシステムを準備し、WebRelease2.storage をそこに移動してしまうのが良いでしょう。

WebRelease2.storage を他のファイルシステムに移動する場合の手順は下記のとおりです。

1. 移動先のファイルシステムを準備します

WebRelease2.storage を移動する先のファイルシステムを準備してください。

  • 十分なスペースを確保してください。今後のコンテンツの増加を視野に入れておきましょう。
  • NFS マウントしたファイルシステムは使用できません。また、CIFS (Common Internet File System) も使用できません。一般に NAS (Network Attached Storage) に分類されるものは使用できません。NFS や CIFS がサポートされていないのは、主に、性能上の理由によるものです。
  • iSCSI (SCSI over Ether) などの上に作成したファイルシステムをマウントして使用することには問題ありません。一般に SAN (Storage Area Network) により供給されるファイルシステムは使用可能です。
  • もちろん SATA や USB 接続の増設ディスクは利用可能です。
  • ファイルシステムのタイプ (ext3, ext4 など)には特に制限はありません。お使いの OS でポピュラーに使われているものを選べば良いでしょう。
  • なるべく性能の高いディスクを使用してください。ディスク性能が十分でない場合、ディスクへの書き込みを行なう操作、例えば、コンテンツの作成、更新、公開サーバへのコンテンツのアップロード、などの処理性能が低下する可能性があります。
  • WebRelease2.storage を分割することはできません。ひとつのファイルシステム中に収める必要があります。

以下の説明では、新ファイルシステムは /mnt/disk1 にマウントされているものとして説明いたします。

2. WebRelease を止めます

下記のコマンドを実行して WebRelease を止めます。コマンドは root 権限で実行してください。

Solaris または Linux の場合

# cd /etc/init.d
# ./webrelease2 stop

Mac OS X の場合

# cd /Library/StartupItems/WebRelease2
# ./WebRelease2 stop

停止まで1 分程かかる場合があります。上記コマンドを実行した後でブラウザから WebRelease2 にアクセスして停止していることを確認してください。

3. WebRelease2.storage を新ファイルシステムにコピーします

WebRelease を止めた状態で WebRelease2.storage を新たに準備したファイルシステムにコピーします。例えば、下記のコマンドを実行してコピーを行なってください。

# cd ~wr2
# cp -R -p WebRelease2.storage /mnt/disk1

コピーする時には、コピーされるファイルのオーナーやモードが維持されるようにコピーしなければなりません。cp コマンドの場合には -p オプションを指定します。

コピーが成功すると /mnt/disk1/WebRelease2.storage というディレクトリが出来て、そこにデータがコピーされているはずです。

# ls -l /mnt/disk1
合計 104
drwxrwxr-x  3 wr2 wr2  4096  1月 23 18:40 2014 WebRelease2.storage

コピーされたディレクトリの uid と gid がいずれも wr2 になっていることが必要です。

4. WebRelease2.storage をシンボリックリンクで置き換えます

コピー元の ~wr2/WebRelease2.storage をリネームします。

# cd ~wr2
# mv WebRelease2.storage WebRelease2.storage.old

続いて、コピー先に向けたシンボリックリンクを作成します。シンボリックリンクのオーナは wr2 になるようにしておいた方が良いでしょう。

# su - wr2
wr2% cd
wr2% ln -s  /mnt/disk1/WebRelease2.storage .
wr2% exit
#

5. 止めておいた WebRelease を起動します

下記のコマンドで WebRelease を起動してください。新しくコピーしたディスク上のデータで WebRelease が稼働を開始します。

Solaris または Linux の場合

# cd /etc/init.d
# ./webrelease2 start

Mac OS X の場合

# cd /Library/StartupItems/WebRelease2
# ./WebRelease2 start

WebRelease が起動したらログインしてみましょう。サイトデータに正常にアクセスできることを確認しておきましょう。

6. 後片付け

新ファイルシステム上のストレージでの運用が軌道に乗ったら STEP 4 で作成した ~wr2/WebRelease2.storag.old を(慎重を期すならバックアップしてから)削除しておきましょう。

以上で WebRelease2.storage の移動は完了です。

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