7章ページの作成 - 24. ページインポート機能

6. 添付ファイルのインポート

WebRelease は添付ファイルをインポートすることができます。

サフィックスが .html .htm .css .scss .png .gif .jpeg .jpg .jpe .webp .bmp .jfif .js .txt .csv .php .jsp .asp .xml .json .sql .py .pl .less .md .xhtml .wrp のいずれでもないファイルは添付ファイルとしてインポートされます。
WebRelease 上に作成されるページのファイル名にはインポートされたファイルのファイル名が使用されます。例えば B-WR0275-007.pdf をインポートすると作成されるページのファイル名も B-WR0275-007.pdf になります。
WebRelease 上に作成されるページのタイトルはそのページのファイル名と同じになります。タイトルとファイル名を別々に設定することはできません。
インポートするファイルのファイル名には日本語は使用できません。
ページの作成には「添付ファイル取り込みテンプレート (システム組み込み)」というシステム組み込みのテンプレートが使用されます。
添付ファイルはカスタムテンプレートを使っての取り込みはできません。常にシステム組み込みテンプレートでの取り込みとなります

インポートの手順

添付ファイルをインポートする場合には、インポートしたいファイルを WebRelease にアップロードします。事前に準備する必要があるものは取り込むファイルだけです。取り込みにはシステム組み込みのテンプレートが使われるのでテンプレートの事前準備は必要ありません。

まず、ページを作成したい（インポートしたファイルでページを作成したい）フォルダに移動します。必要があればフォルダを作成すると良いでしょう。今回は example3 というフォルダを作成し、そこにコンテンツを取り込んでみることにします。フォルダに移動したら画面右上にある「インポート」ボタンをクリックします。

① 表示されるダイアログで「ファイルをアップロード....」を選びます。
② アップロードしたいファイルを選択します。一度に複数のファイルを指定することができます。今回は B-WR0275-007.pdf をインポートしてみましょう。ここではファイルをひとつだけインポートしていますが、複数のファイルを指定して同時にインポートすることもできます。

日本語のファイル名を持つファイルはインポートできません。

③ 必要に応じて、オプションを設定してください。

既存のファイルの上書きを許可する

WebRelease はファイルをインポートする時、インポートの結果作成されるページと同じページタイトルを持つページが既に WebRelease 上にある場合には、そのページを上書きしようとします。このオプションを ON にすると既に存在するページの上書きを許可できます。このオプションが OFF の状態では、既存のページが上書きされることはありません。上書きが発生するファイルのインポートはエラーとなり、インポートは行われません。（同時にアップロードした他のファイルのインポートも中止されます）

上書きの対象となるページは、インポートしようとしているファイルのファイル名と同じページタイトルを持っているページです。B-WR0275-007.pdf をインポートする場合、ページのタイトルが B-WR0275-007.pdf となっているページが上書きの対象となります。

ページを上書きする場合、上書きされるページの状態が、編集中、編集完了、または作業コピーとなっている場合には、取り込まれたファイルによりページの該当リビジョンが直接上書き更新されます。ページの状態がそれ以外の場合には、上書きされるページに新しいリビジョンが作成され、そこにインポートしたファイルの内容が取り込まれます。

上書き対象となるページが「添付ファイル取り込みテンプレート (システム組み込み)」と異なるテンプレートを使用している場合には上書きはできません。WebRelease では、ひとつのページに属するすべてのリビジョンは同じテンプレートをベースにしている必要があるためです。

既存のファイルの新規リビジョンとしてインポート

このオプションは、上記の「既存のファイルの上書きを許可する」を ON にした場合にのみ表示され、指定できるようになります。このオプションを ON にすると、既存のページの上書きが発生する場合には、そのページの状態にかかわらず、常に新規リビジョンが作成されてからファイルが取り込まれます。

取り込んだ html ファイル中の title 要素の値をページタイトルに使用する

このオプションは添付ファイルのインポートでは意味がありませんので指定は不要です。ON / OFF どちらでも動作に影響はありません。

取り込んだ html css js ... xhtml ファイルの行末コードを 0x0d + 0x0a (CR + LF) に置き換える

このオプションは添付ファイルのインポートでは意味がありませんので指定は不要です。ON / OFF どちらでも動作に影響はありません。

④ ダイアログパネル右上の「インポート」ボタンをクリックすると、コンテンツが取り込まれます。

インポートした添付ファイルの編集

インポートした添付ファイルはページとして編集可能です。先ほどインポートした B-WR0275-007.pdf の編集画面を開いてみましょう。ページ一覧画面の「編集」ボタンをクリックすると編集画面に入ることができます。

インポートした B-WR0275-007.pdf ファイルの編集画面は下記のようになっているでしょう。

① このページの作成には「添付ファイル取り込みテンプレート(システム組み込み)」という名前のテンプレートが使われています。添付のインポートには、常に、このシステム定義テンプレートが使用されます。ユーザ定義テンプレートを使っての添付のインポートはできません。

② インポートして作成したページのファイル名は「B-WR0275-007.pdf」となっています。添付ファイルをインポートした場合、作成されるページのページタイトルはファイル名と同じになります。このファイル名欄を書き換えることで、ファイル名とページタイトルを同時に変更することができます。

③ ダウンロードボタンをクリックするとインポートした添付ファイルをダウンロードすることができます。

④ 編集ボタンをクリックすると「ファイルを選択」ボタンが表示されます。ここでファイルを選択して画面右上の保存ボタンをクリックするとインポートした添付ファイルを他の添付ファイルに差し替えることができます。なお、差し替えを行うとファイル名とページタイトルは差し替えに使用したファイルのファイル名に変更されます。他のファイル名とページタイトルを使用したい場合には ② のファイル名欄で変更してください。