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Version 2.80K 版
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1章 はじめに
  • 1. はじめに
  • 2. WebRelease の利用環境
  • 3. 製品のライセンスについて
2章 ユーザ管理
  • 1. WebRelease のユーザ管理
  • 2. ユーザの一覧
  • 3. ユーザの登録
  • 4. ユーザの休止
  • 5. ユーザの削除
  • 6. ユーザの一括削除
  • 7. 自分のユーザプロファイルの変更
  • 8. ログイン通知メール
  • 9. TOTP ワンタイムパスワードの設定
  • 10. ログインユーザ一覧
  • 11. ログイン履歴
  • 12. ユーザ登録情報の一括処理
3章 サイトの作成
  • 1. サイトの作成
  • 2. サイト設定
  • 3. スタッフ設定
    • 1. スタッフの役割
    • 2. スタッフの登録
    • 3. スタッフの設定
    • 4. スタッフのテンプレート設定
    • 5. スタッフのフォルダへのアクセス制限
    • 6. スタッフの承認ステップ
    • 7. スタッフの解任
    • 8. スタッフの役割の一括設定
  • 4. サイトリソース
    • 1. リソースの登録
    • 2. リソースの編集
    • 3. リソースの編集 [テキストファイル]
    • 4. リソースの編集 [zip ファイル]
    • 5. リソースの編集 [画像ファイル]
    • 6. リソースの編集 [添付ファイル]
    • 7. リソース内の外部リンクチェック
    • 8. リソースの削除とダウンロード
    • 9. リソースの一括移動
    • 10. リソース名の一括設定
    • 11. リソースの一括削除
    • 12. リソースフォルダ
    • 13. リソースフォルダを Zip にする
  • 5. 辞書の管理
  • 6. 外部リンクのチェック
  • 7. サイトのエキスポート
  • 8. サイトのインポート
  • 9. サイトの閉鎖
  • 10. サイトの削除
  • 11. サイトの操作履歴
4章 FTPの設定
  • 1. FTP の設定
  • 2. プライマリチャネルの設定
  • 3. FTP 記録の参照
  • 4. FTP の実行状況
  • 5. FTP 予約(定時起動)の設定
5章 テンプレート
  • 1. テンプレート
  • 2. テンプレートの作成
  • 3. 文書型の定義
  • 4. 要素のタイプ
    • 1. 1行テキスト
    • 2. 複数行テキスト
    • 3. WYSIWYG エディタ
    • 4. ラジオボタン
    • 5. ポップアップボタン
    • 6. チェックボックス
    • 7. 年月日/時分/秒
    • 8. 目次
    • 9. リンク
    • 10. イメージ
    • 11. 添付ファイル
    • 12. XMLリーダ
    • 13. コンポーネント
    • 14. グループ項目
    • 15. セレクタ
    • 16. 各要素に共通の設定項目
  • 5. テンプレートリソース
  • 6. テンプレートの展開
    • 1. 要素参照
    • 2. 関数呼び出し
    • 3. 演算子
    • 4. リソース参照
    • 5. メソッド
    • 6. 拡張タグ wr-if wr-then wr-else
    • 7. 拡張タグ wr-switch wr-case wr-default
    • 8. 拡張タグ wr-conditional wr-cond
    • 9. 拡張タグ wr-for
    • 10. 拡張タグ wr-break
    • 11. 拡張タグ wr-variable
    • 12. 拡張タグ wr-append
    • 13. 拡張タグ wr-clear
    • 14. 拡張タグ wr-return
    • 15. 拡張タグ wr-error
    • 16. 拡張タグ wr-- と wr-comment
  • 7. WYSIWYG エディタ設定
  • 8. テンプレート・プロファイラ
  • 9. テンプレートのリビジョン
  • 10. テンプレートのダウンロード
  • 11. テンプレートのアップロード
  • 12. テンプレートの上書きアップロード
  • 13. テンプレートのフォルダ
  • 14. テンプレートの状態
  • 15. テンプレートの削除
  • 16. ページ作成後のテンプレート修正
  • 17. 入力フィールドの短縮表示
  • 18. 作成したページの一覧
  • 19. テンプレートとスタッフ
  • 20. テンプレートの操作履歴
  • 21. テンプレートを参照している目次の一覧
  • 22. テンプレートの検索
6章 コンポーネント
  • 1. コンポーネント
  • 2. コンポーネントの使用例
  • 3. コンポーネントとセレクタ
7章 ページの作成
  • 1. ページの作成
  • 2. ページのプレビュー
  • 3. 実機でのプレビュー
  • 4. ページの状態
  • 5. ページの編集
    • 1. ページタイトル/ファイル名
    • 2. フォルダ
    • 3. フォルダ中でのページの位置
    • 4. ページの状態
    • 5. 公開期間の設定
    • 6. 変更を禁止
    • 7. プレビューURL/編集画面URL
    • 8. 他のコンテンツへのリンク
    • 9. 圧縮処理
    • 10. エンコーディング
    • 11. リンク先候補
    • 12. その他の操作
  • 6. コンテンツの入力
    • 1. 複数行テキスト
    • 2. WYSIWYG エディタ
    • 3. イメージ
    • 4. 添付ファイル
    • 5. リンク
    • 6. XML リーダ
    • 7. 入力欄の追加と削除
    • 8. 入力欄の開閉
  • 7. ページリソース
    • 1. リソースの登録
    • 2. リソースの編集
    • 3. リソースの編集 [テキストファイル]
    • 4. リソースの編集 [zip ファイル]
    • 5. リソースの編集 [画像ファイル]
    • 6. リソースの編集 [添付ファイル]
    • 7. リソース内の外部リンクチェック
    • 8. リソースの削除とダウンロード
    • 9. リソースの一括移動
    • 10. リソースの一括削除
    • 11. リソースフォルダ
    • 12. リソースフォルダを Zip にする
  • 8. ページの編集完了
  • 9. ページの公開
  • 10. ページの公開終了
  • 11. ページのエキスポート
  • 12. ページの削除
  • 13. ページのリビジョン管理
  • 14. ページのリビジョン間の比較表示
  • 15. リンク元一覧
  • 16. ページ内の外部リンク一覧
  • 17. ページの公開状況
  • 18. Markdown の使い方
  • 19. コンテンツ中の語句のチェック
  • 20. ページの操作履歴
  • 21. フォルダ
    • 1. フォルダの作成
    • 2. フォルダの設定
    • 3. フォルダにテンプレートを関連付ける
    • 4. フォルダへの承認プロセスの設定
    • 5. フォルダへのアクセス制限
    • 6. フォルダ中のページの順序の指定
    • 7. カレントフォルダの移動
    • 8. フォルダのオープン/クローズ
    • 9. フォルダ以下にあるページの状態
    • 10. フォルダの削除
  • 22. バージョニングフォルダ
  • 23. ページの一括処理
    • 1. 編集完了
    • 2. 公開
    • 3. 公開終了
    • 4. 公開開始指定時刻の設定
    • 5. 公開終了指定時刻の設定
    • 6. 公開開始と終了指定時刻の設定
    • 7. ページのエキスポート
    • 8. 承認依頼
    • 9. 移動
    • 10. 削除
    • 11. 保護設定
    • 12. ページ一括登録
  • 24. ページインポート機能
    • 1. HTML ファイルのインポート
    • 2. スタイルシートのインポート
    • 3. 画像ファイルのインポート
    • 4. テキストファイルのインポート
    • 5. wrp ファイルのインポート
    • 6. 添付ファイルのインポート
    • 7. フォルダのインポート
    • 8. ZIP ファイルのインポート
    • 9. 既存のページへの上書きインポート
    • 10. カスタムテンプレートを使う
    • 11. インポートに伴うエラーに対処する
  • 25. 外部作成コンテンツのインポート
  • 26. スケジュール一覧
  • 27. ページの検索
8章 マルチデバイス配信
  • 1. 多チャネル化
  • 2. チャネル別コンテンツの生成
  • 3. チャネル選択機能
9章 承認プロセスの設定
  • 1. 承認ステップの定義
  • 2. 承認プロセスの定義
  • 3. 承認プロセスをフォルダに関連付ける
  • 4. 承認プロセスによる公開管理
    • 1. ページの公開承認依頼
    • 2. 承認と差戻
    • 3. 承認画面への入り方
    • 4. 承認プロセスとページの公開終了
    • 5. 承認依頼フォルダ
    • 6. 承認依頼の一括移動
    • 7. 一括承認依頼
    • 8. 一括承認
    • 9. ページの緊急公開と緊急公開終了
    • 10. 承認依頼の削除
    • 11. 進行中の承認依頼の管理
10章 その他の機能
  • 1. ダッシュボード
  • 2. 英語インタフェース
11章 システムの運用管理
  • 1. システムの状態確認
  • 2. WebRelease の停止と起動
  • 3. データのバックアップ
  • 4. メモリ設定
  • 5. メールサーバの設定
  • 6. Proxy サーバの設定
  • 7. パスワードセキュリティ設定
  • 8. TOTP 認証の有効化
  • 9. アカウントの自動閉鎖
  • 10. ログイン通知メールの設定
  • 11. システムからの通知メール
  • 12. Cookie に Secure 属性をつける
  • 13. その他のシステム設定
  • 14. 証明書のインポート
  • 15. ストレージの管理
  • 16. 操作履歴
  • 17. ログファイルのダウンロード
  • 18. ログインエラーへの対応
  • 19. WebRelease のバージョンアップ
  • 20. ライセンスのアップグレード
  • 21. 期間ライセンスコードの更新
  • 22. WebRelease の Uninstall
12章 索引
  • 1. 関数索引
    • 1. add
    • 2. allObjects
    • 3. allPages
    • 4. channel
    • 5. channelCookieName
    • 6. channelName
    • 7. codePointAt
    • 8. comma3
    • 9. concatenate
    • 10. contentType
    • 11. count
    • 12. currentTime
    • 13. divide
    • 14. encodeURI と encodeURIComponent
    • 15. encoding
    • 16. fileName
    • 17. fileSize
    • 18. find
    • 19. firstElement
    • 20. folder
    • 21. formatDate
    • 22. formatDateRFC2822
    • 23. formatDateW3CDTF
    • 24. fullURL
    • 25. gengou
    • 26. getXML
    • 27. group
    • 28. halfwidth
    • 29. hasElement
    • 30. hasMethod
    • 31. head
    • 32. indexOfPage
    • 33. isEven と isOdd
    • 34. isFirstElement と isNotFirstElement
    • 35. isFirstPage
    • 36. isLastElement と isNotLastElement
    • 37. isLastPage
    • 38. isNull と isNotNull
    • 39. isNumber
    • 40. isPreview と isNotPreview
    • 41. jstr
    • 42. kmg1000
    • 43. kmg1024
    • 44. lastElement
    • 45. lastModifiedDate
    • 46. length
    • 47. multiply
    • 48. nextElement
    • 49. nextPage
    • 50. number
    • 51. pageCreatedDate と revisionCreatedDate
    • 52. pageID
    • 53. pageRevision
    • 54. pageTitle
    • 55. pageWithPageID
    • 56. parseDate
    • 57. parseDateRFC2822 と parseDateRFC2822Relaxed
    • 58. parseDateW3CDTF
    • 59. parseHtml
    • 60. path
    • 61. prevElement
    • 62. prevPage
    • 63. previewClock
    • 64. previewLanguage
    • 65. quote
    • 66. remainder
    • 67. replaceAll と replaceFirst
    • 68. resourceURL
    • 69. resourceWithName
    • 70. rtlCount
    • 71. rtlRatio
    • 72. scheduledEndDate
    • 73. scheduledStartDate
    • 74. searchText
    • 75. setScale
    • 76. siteTimeZone
    • 77. sort
    • 78. split
    • 79. startsWith と endsWith
    • 80. string
    • 81. stripTags
    • 82. substring
    • 83. subtract
    • 84. suffix
    • 85. tail
    • 86. templateName
    • 87. thisPage
    • 88. toEntityRef
    • 89. toLowerCase と toUpperCase
    • 90. trim
    • 91. unescapeEntities
    • 92. unsplit
    • 93. width と height
  • 2. オブジェクト索引
    • 1. Channel オブジェクト
    • 2. CheckBox オブジェクト
    • 3. Folder オブジェクト
    • 4. HTMLComment オブジェクト
    • 5. HTMLDataNode オブジェクト
    • 6. HTMLDocument オブジェクト
    • 7. HTMLElement オブジェクト
    • 8. HTMLElements オブジェクト
    • 9. HTMLTextNode オブジェクト
    • 10. Page オブジェクト
    • 11. Selector オブジェクト
    • 12. XMLFeed オブジェクト
13章 Appendix
  • 1. Exif Orientation の扱いについて
  • 2. WebP 形式の画像の扱いについて
  • 3. CMYK / YCCK 形式の jpeg 画像について
  • 4. プレビュー時の URL 書き換え機能
  • 5. サポートされているタイムゾーン
  • 6. アカウント閉鎖ページへのアクセス制限
  • 7. 正規表現
  • 8. 要素名・リソース名・変数名・メソッド名

11章 システムの運用管理

15. ストレージの管理

WebRelease2 のガーベッジコレクションについて

WebRelease2 は、管理しているコンテンツデータを ~wr2/WebRelease2.storage というディレクトリ以下に保存しています。

WebRelease2 は、コンテンツを保存している WebRelease2.storage というディレクトリ以下のファイルを、時々、圧縮処理します。実際には、圧縮というより、ガーベッジコレクションと呼ぶべき動作を行います。

WebRelease を運用してコンテンツの作成や更新、配信を行ってゆくと、同ディレクトリ以下のデータファイルに未使用領域ができてきます。ガーベッジコレクションは、その未使用領域を解消し、ディスクの占有量を小さくするために行われます。

ガーベッジコレクションは、定期的に行われるのではなく、ファイル中の未使用領域の比率が概ね 50 % に達すると自動的に起動されます。ガーベッジコレクションの処理は、データファイル中の使われている部分のみをかき集めて未使用領域を持たない新たなデータファイルを再構成する処理であるため、大量のファイル I/O が発生し、場合によっては、長い時間がかかることがあります。ストレージサイズが数十 GByte に及ぶ、比較的大規模なサイトを運営している場合には、ガーベッジコレクションの時間は、1 時間以上に及ぶ場合もあります。

ガーベッジコレクションが行われている間は、サーバのリソースがガーベッジコレクション側に奪われるため、WebRelease のレスポンスが劣化する場合があります。

ガーベッジコレクション中でも WebRelease は通常どおり使用可能です。また、サーバの性能に余裕がある場合や、ストレージサイズが 数 GByte 程度以下の場合には、WebRelease のパフォーマンスには大きな影響はなく、パフォーマンスダウンを感じない場合が多いようです。

ガーベッジコレクションの実行中には、一時的に、より多くのディスクスペースが必要になります。

例えば、ストレージのサイズが 10 GByte のサイトにおいて、ガーベッジコレクションが行われたとします。ガーベッジコレクションが、ガベッジ率 50% で起動されたと仮定すると、ガーベッジコレクションの完了には 15 GByte のディスクスペースが必要となります。これは、ガーベッジコレクション開始時点で保有している 10 GByte を手つかずに保存したままの状態で、50% のガーベッジを除去して未使用領域がなくなった、新たな 5 GByte のデータファイルを生成するためです。ガーベッジコレクションが完了したならば、古くなった、未使用領域を含む 10 GByte のデータファイルは削除されるので、完了後のディスクスペースは 5 GByte となりますが、途中、一時的に 15 GByte 程のディスクスペースが必要になります。

ガーベッジコレクションは、ストレージ全体に対して行われるのではなく、サイトごとに行われます。同時にふたつ以上のサイトに対してガーベッジコレクションが行われることはありません。従って、小さなサイトを多数運用しているような場合では、ストレージ全体のサイズが大きくても、1回のガーベッジコレクションにかかる時間は短くて済みます。

ストレージの状態を把握する

「システム管理」画面の「ストレージ」タブでストレージの状態を把握することができます。

ストレージ管理画面

ファイルシステムサイズ

WebRelease2.storage が置かれているファイルシステムのサイズ(パーティションサイズ)が表示されています。概算値です。

ファイルシステム使用量

ファイルシステムサイズのうち、既に使用されている部分のサイズが表示されています。概算値です。括弧内はファイルシステムサイズに対するパーセンテージです。

ファイルシステム残量

ファイルシステムの残量です。上記の(ファイルシステムサイズ)-(ファイルシステム使用量)で計算されるサイズです。概算値です。

必要ファイルシステムサイズ

現在 WebRelease が保有しているコンテンツ量を前提に、WebRelease を安全に運用し続けるために必要となるファイルシステムのサイズが表示されています。この値は、各サイトのストレージが占有しているディスクスペースの総和に、最も大きなサイトのデータサイズに 10% 分ほどの安全量を加えた値です。ファイルシステムが、ここで表示されているだけのサイズを持っているならば、現在保有しているコンテンツに関しては、ガーベッジコレクションに伴う一時的なディスク必要量の増加を見込んでも、安全に WebRelease を運用し続けることができます。

必要ファイルシステム残量

最も大きなサイトがガーベッジコレクションを実行する時に必要になる、ディスクスの必要スペースを表示しています。ファイルシステム残量がここに表示されている値を下回ると、ガーベッジコレクションが実行できない可能性が出てきます。括弧内は、現在のファイルシステム残量に対する、必要ファイルシステム残量のパーセンテージです。WebRelease を運用し続けるには、この値が 100% を超えることがないようにファイルシステム残量を維持し続けることが必要です。

WebRelease を運用し続ける上で、ファイルシステムの残量が十分であるかどうかを知るための最も重要な指標は「必要ファイルシステム残量」です。この値が 100% を超えないようにファイルシステム残量を確保し続けなければなりません。

ファイルシステム残量の監視

通知メールアドレス欄に、メールアドレスを記入しておくと、先に説明した「必要ファイルシステム残量」の、実際のファイルシステム残量に対する比率が 75% に達すると、「システム管理」画面の「設定」タブにある「通知メール配送先アドレス」欄に指定されたメールアドレスに向けて、残量が少なくなってきていることを知らせるメールが発送されます。なるべくこのメールアドレスを指定しておいて、ファイルシステム残量の不足を事前に把握してください。

関連項目
  • システムからの通知メール

この警告メールは、不足状態が続いている限り 24 時間に1回のペースで繰り返し発送されます。状況が改善すると警告メールの発送は停止します。

メールの文面は、日本語と英語が用意されています。「通知メール言語」欄で言語を指定してください。

画面右上にある「送信テスト」ボタンをクリックすると、警告メールを指定されているアドレスに発送することができます。メールアドレスが正しく設定されているかどうかを確認する際に使用してください。

この通知メールが発送される状況になった場合、例えば、下記の対応を検討してください。

不要なコンテンツの削除

不要なコンテンツがあればそれを削除することを検討してください。しかしながら少々の削除ではたいした効果は得られないでしょう。削除可能なものが相当量ある場合以外には、検討の価値はないかもしれません。

不要コンテンツを削除する場合には、十分に注意深く行ってください。特に、作業前には、かならずバックアップを取得するようにしてください。

ファイルシステムの拡張

今後もコンテンツが増え続けることを考慮すると、早めにファイルシステムを拡張しておく方が良いかもしれません。

ガーベッジコレクションの実行時間帯を制限する

先に説明したとおり、ガーベッジコレクションの実行中は WebRelease のパフォーマンスが低下することがあります。昼間の時間帯など、WebRelease をよく使う時間帯にはガーベッジコレクションは起動して欲しくないものです。

「圧縮開始時間帯」の欄で時間帯を指定しておくと、それ以外の時間帯にはガーベッジコレクションは起動しなくなります。この指定は、起動時間帯である点に注意してください。指定された時間帯内に起動したガーベッジコレクションは、時間帯を出てもすぐに停止することはなく最後まで実行されます。

ガーベッジコレクションの手動起動

「サイトストレージ情報」欄には、サイト別のストレージの状態が表示されています。操作欄の「圧縮ボタン」圧縮ボタンをクリックすることで、そのサイトのストレージに対してすぐにガーベッジコレクションを起動することができます。(ただし、圧縮開始までに1分ほどかかる場合があります。また、画面表示は自動更新されませんので、結果を確認するためには画面のリロードが必要です)

サイトのストレージを指定してガーベッジコレクションを手動で起動する

この方法で起動すると「圧縮開始時間帯」の指定とは無関係にすぐにガーベッジコレクションを起動することができます。

特にファイルシステム残量に余裕がないなどの事情がない限りは、ガーベッジコレクションの起動はシステムに任せておくことをお勧めします。

ストレージのガーベッジ率を低く抑えてもシステムのパフォーマンスに良い影響を与えることはありませんので、ガーベッジコレクションを頻繁に手動で起動することには意味はありません。

ファイルシステム残量が不足してガーベッジコレクションが実行できなくなった場合の対処

もし、ファイルシステム残量が不足してガーベッジコレクションが実行できなくなってしまった場合には、下記の手順でガーベッジコレクションと同等の効果を得ることができます。

この方法は緊急避難としての対応策です。この方法で対処しても、いずれまた不足が生じることになるのでなるべく早くファイルシステムの拡張を実施して安全に WebRelease を運用してください。

  • サイトをエキスポートします。エキスポートされたファイルにはガーベッジは含まれていません。
  • バックアップを作成します。これはエキスポートしたファイルが何らかの理由で破損していた場合に備えるためのものです。ごく最近の確実なバックアップがあるならば、このステップは省略しても良いかもしれませんが、念には念を入れたバックアップをお勧めします。
  • 確実なバックアップがあることを前提に、上記 1 でエキスポートしたサイトを WebRelease 上で削除します。
  • その後エキスポートしておいたサイトをインポート(アップロード)してサイトを復元します。これで、ガーベッジを含まない状態にすることができます。

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