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1章 はじめに
  • 1. はじめに
  • 2. WebRelease の利用環境
  • 3. 製品のライセンスについて
2章 ユーザ管理
  • 1. WebRelease のユーザ管理
  • 2. ユーザの登録
  • 3. ユーザの休止
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3章 サイトの作成
  • 1. サイトの作成
  • 2. サイト設定
  • 3. スタッフ設定
    • 1. スタッフごとのテンプレート設定
    • 2. スタッフのフォルダへのアクセス制限
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    • 1. リソースの登録
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    • 3. リソースの一括移動
    • 4. リソース名の一括設定
    • 5. リソースの一括削除
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  • 6. 外部リンクのチェック
  • 7. サイトのエキスポート
  • 8. サイトのインポート
  • 9. サイトの閉鎖
  • 10. サイトの削除
  • 11. サイトの操作履歴
4章 FTPの設定
  • 1. FTP の設定
  • 2. プライマリチャネルの設定
  • 3. FTP 記録の参照
  • 4. FTP の実行状況
  • 5. FTP 予約(定時起動)の設定
5章 テンプレート
  • 1. テンプレート
  • 2. テンプレートの作成
  • 3. 文書型の定義
  • 4. 要素のタイプ
    • 1. 1行テキスト
    • 2. 複数行テキスト
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    • 11. 添付ファイル
    • 12. XMLリーダ
    • 13. コンポーネント
    • 14. グループ項目
    • 15. セレクタ
    • 16. 各要素に共通の設定項目
  • 5. テンプレートの展開
    • 1. 要素参照
    • 2. 関数呼び出し
    • 3. 演算子
    • 4. テンプレートリソース
    • 5. リソース参照
    • 6. メソッド
    • 7. 拡張タグ wr-if wr-then wr-else
    • 8. 拡張タグ wr-switch wr-case wr-default
    • 9. 拡張タグ wr-conditional wr-cond
    • 10. 拡張タグ wr-for
    • 11. 拡張タグ wr-break
    • 12. 拡張タグ wr-variable
    • 13. 拡張タグ wr-append
    • 14. 拡張タグ wr-clear
    • 15. 拡張タグ wr-return
    • 16. 拡張タグ wr-error
    • 17. 拡張タグ wr-- と wr-comment
  • 6. WYSIWYG エディタ設定
  • 7. テンプレート・プロファイラ
  • 8. テンプレートのリビジョン
  • 9. テンプレートのダウンロード
  • 10. テンプレートのアップロード
  • 11. テンプレートの上書きアップロード
  • 12. テンプレートのフォルダ
  • 13. テンプレートの状態
  • 14. テンプレートの削除
  • 15. ページ作成後のテンプレート修正
  • 16. 入力フィールドの短縮表示
  • 17. 作成したページの一覧
  • 18. テンプレートを利用可能なスタッフの設定
  • 19. テンプレートの操作履歴
  • 20. テンプレートを参照している目次の一覧
  • 21. テンプレートの検索
6章 コンポーネント
  • 1. コンポーネント
  • 2. コンポーネントの使用例
  • 3. コンポーネントとセレクタ
7章 ページの作成
  • 1. ページの作成の手順
  • 2. ページのプレビュー
  • 3. 実機でのプレビュー
  • 4. ページの状態
  • 5. ページの編集と編集完了
  • 6. ページリソース
    • 1. リソースの登録
    • 2. リソースの編集
    • 3. リソースの一括移動
    • 4. リソースの一括削除
    • 5. リソースフォルダ
  • 7. ページの公開と公開終了
  • 8. ページの削除
  • 9. ページのリビジョン管理
  • 10. ページのリビジョン間の比較表示
  • 11. リンク元一覧
  • 12. ページ内の外部リンク一覧
  • 13. ページの公開状況
  • 14. スケジュール一覧
  • 15. フォルダ
  • 16. バージョニングフォルダ
  • 17. ページの一括処理
  • 18. 一括ページ登録
  • 19. html と関連リソースの zip 取り込み
  • 20. WYSIWYG エディタの使い方
  • 21. Markdown の使い方
  • 22. ページの操作履歴
  • 23. コンテンツ中の語句のチェック
  • 24. ページの検索
8章 マルチデバイス配信
  • 1. 多チャネル化
  • 2. チャネル別コンテンツの生成
  • 3. チャネル選択機能
9章 承認プロセスの設定
  • 1. 承認ステップの定義
  • 2. 承認プロセスの定義
  • 3. 承認プロセスをフォルダに関連付ける
  • 4. 承認プロセスによる公開管理
    • 1. ページの公開承認依頼
    • 2. 承認と差戻
    • 3. 承認プロセスとページの公開終了
    • 4. 承認依頼フォルダ
    • 5. 一括承認依頼
    • 6. 一括承認
    • 7. 緊急対応としてのページの公開と公開終了
    • 8. 承認依頼の削除
    • 9. 進行中の承認依頼の管理
10章 その他の機能
  • 1. ダッシュボード
  • 2. 英語インタフェース
  • 3. タイムゾーンの指定
11章 システムの運用管理
  • 1. WebRelease の停止と起動
  • 2. データのバックアップ
  • 3. メモリ設定
  • 4. メールサーバの設定
  • 5. Proxy サーバの設定
  • 6. その他のシステム設定
  • 7. 証明書のインポート
  • 8. ストレージの管理
  • 9. 操作履歴
  • 10. ログファイルのダウンロード
  • 11. ログインエラーへの対応
  • 12. WebRelease のバージョンアップ
  • 13. ライセンスのアップグレード
  • 14. 期間ライセンスコードの更新
  • 15. WebRelease の Uninstall
12章 索引
  • 1. 関数索引
    • 1. add
    • 2. allObjects
    • 3. allPages
    • 4. channel
    • 5. channelCookieName
    • 6. channelName
    • 7. codePointAt
    • 8. comma3
    • 9. concatenate
    • 10. contentType
    • 11. count
    • 12. currentTime
    • 13. divide
    • 14. encoding
    • 15. fileName
    • 16. fileSize
    • 17. find
    • 18. firstElement
    • 19. folder
    • 20. formatDate
    • 21. formatDateRFC2822
    • 22. formatDateW3CDTF
    • 23. fullURL
    • 24. gengou
    • 25. getXML
    • 26. group
    • 27. halfwidth
    • 28. hasElement
    • 29. hasMethod
    • 30. head
    • 31. indexOfPage
    • 32. isEven と isOdd
    • 33. isFirstElement と isNotFirstElement
    • 34. isFirstPage
    • 35. isLastElement と isNotLastElement
    • 36. isLastPage
    • 37. isNull と isNotNull
    • 38. isNumber
    • 39. isPreview と isNotPreview
    • 40. jstr
    • 41. kmg1000
    • 42. kmg1024
    • 43. lastElement
    • 44. lastModifiedDate
    • 45. length
    • 46. multiply
    • 47. nextElement
    • 48. nextPage
    • 49. number
    • 50. pageCreatedDate と revisionCreatedDate
    • 51. pageID
    • 52. pageRevision
    • 53. pageTitle
    • 54. pageWithPageID
    • 55. parseDate
    • 56. parseDateRFC2822 と parseDateRFC2822Relaxed
    • 57. parseDateW3CDTF
    • 58. parseHtml
    • 59. path
    • 60. prevElement
    • 61. prevPage
    • 62. previewClock
    • 63. quote
    • 64. remainder
    • 65. replaceAll と replaceFirst
    • 66. resourceURL
    • 67. resourceWithName
    • 68. rtlCount
    • 69. rtlRatio
    • 70. scheduledEndDate
    • 71. scheduledStartDate
    • 72. searchText
    • 73. setScale
    • 74. siteTimeZone
    • 75. sort
    • 76. split
    • 77. startsWith と endsWith
    • 78. string
    • 79. stripTags
    • 80. substring
    • 81. subtract
    • 82. suffix
    • 83. tail
    • 84. templateName
    • 85. thisPage
    • 86. toEntityRef
    • 87. toLowerCase と toUpperCase
    • 88. trim
    • 89. unescapeEntities
    • 90. unsplit
    • 91. width と height
  • 2. オブジェクト索引
    • 1. Channel オブジェクト
    • 2. CheckBox オブジェクト
    • 3. Folder オブジェクト
    • 4. HTMLComment オブジェクト
    • 5. HTMLDataNode オブジェクト
    • 6. HTMLDocument オブジェクト
    • 7. HTMLElement オブジェクト
    • 8. HTMLElements オブジェクト
    • 9. HTMLTextNode オブジェクト
    • 10. Page オブジェクト
    • 11. Selector オブジェクト
    • 12. XMLFeed オブジェクト
13章 Appendix
  • 1. サポートされているタイムゾーン
  • 2. プレビュー時の URL 書き換え機能
  • 3. 正規表現
  • 4. 要素名・リソース名・変数名・メソッド名

9章 承認プロセスの設定 - 4. 承認プロセスによる公開管理

2. 承認と差戻

承認を実行する担当者の決定

承認依頼が舞い込んできた承認ステップの担当者は、その依頼を処理しなければなりません。承認ステップに複数の担当者がいる場合、まず、誰がその承認依頼を担当するかを決める必要があります。WebRelease は、下記のような状況を想定しています。

  • そのステップの承認担当者は基本的にひとりに決まっている。従って、到来した承認依頼はその担当者が処理をする。もし、その担当者が不在であったり、処理ができない状況であるならば、承認遅延警告メールを受け取ることになっているスタッフが、その処理を代行するなどのバックアップルールが決められている。
  • 承認ステップには承認担当者が複数いる。だれが担当するかは、その都度、メールで話し合って決める。
  • 承認依頼者が、承認ステップの担当者を、承認依頼メール中で指名する、または、依頼者と承認担当者の間に関連づけがあり、依頼者が決まると承認担当者も決まる。
  • その他

承認ステップに複数の承認担当者が指定されている場合、実際の承認依頼を処理する担当者を決めるプロセスをサポートする機能は WebRelease にはありません。何らかの方法で担当者が決まり、その担当者によって承認依頼が処理されるように運用してください。

承認依頼の状態

承認依頼は下記の3つの状態のいずれかをとります。

  • 承認待承認待
    承認依頼が作成された直後、または、ある承認ステップを通過したあと次の承認ステップでの承認を待っている状態です。いずれかの担当者が承認または差戻の処理を行なう必要がある状態です。

  • 承認完了承認完了
    すべての承認ステップで承認された状態です。

  • 差戻差戻
    いずれかの承認ステップで差戻され、どこかの承認ステップに滞留しているか、または、承認依頼を作成した本人にまで差し戻された状態です。滞留している承認ステップの担当者または承認依頼作成者が対応する必要のある状態です。

承認依頼メールから承認作業を始める

承認担当者は、普通のケースでは、承認依頼メールを受け取ります。メールの本文は、例えば下記のようになっているはずです。(承認依頼者は承認依頼メールを自由に書き換えることができるので、実際に受け取る承認依頼メールはこれとは違って見えるかもしれません)

承認依頼メールの例
下記ページの公開承認をお願いします。

サイト: www.frameworks.co.jp
依頼番号: 9
ページ: 新製品のご案内 [Rev. 1]
承認プロセス: 一般コンテンツ用承認プロセス
承認ステップ: コンテンツ確認1
承認画面URL: https://your.domain/WebRelease2?p=Iutjj2r90000000e0rmd3p400000002c19

メール本文中にある「承認画面URL」を使って、承認画面に直接 JumpIn することができます。多くのメールソフトでは、この URL をクリックすることでデフォルトのブラウザが起動すると思います。

この URL にアクセスすると、まず、WebRelease のログイン画面が表示されます。ID とパスワードを入力してください。正しい ID とパスワードを入力すると、承認画面が表示されます。承認画面とは、実際には、承認依頼を行なう時に使用する「承認履歴」画面と同じ画面です。承認依頼を行なった状態では、承認履歴画面には、依頼した承認依頼が表示されています。そこを起点に承認や差戻、ページの編集が行なえるようになっています。

承認依頼画面

この画面を見ると下記のことがわかります。

  • 「承認依頼フォルダ」欄を見ると、この承認依頼は、承認依頼フォルダ「トップ」に置かれていることがわかります。
  • 「承認状況」欄を見ると、この承認依頼が「一般コンテンツ用承認プロセス」を進行中であることがわかります。また、そのプロセスは全部で 4 ステップで、現在、その最初のステップ「コンテンツ承認1」で「承認待」の状態であることがわかります。
  • 「承認履歴詳細」欄をみると、承認依頼は yamamoto さんから送られてきたことがわかります。また、承認依頼メールの本文が記録されています。

承認依頼を処理できるのは、その承認ステップの担当者だけです。それ以外のスタッフは、承認依頼されているページ(リビジョン)を編集することもできませんし、承認依頼を処理することもできません。この画面を見ることができるのは、承認ステップの担当者だけです。

承認または差戻を行なう場合、この画面の情報を起点に、この承認依頼を承認するかどうかを決定します。

  • 画面左上のプレビューアイコンプレビューをクリックしてページをプレビューし、ページの内容を確認して判断してください。

  • チャネルの指定を変更しながら、各チャネルにどのようなコンテンツが配信されるのかも確認した方が良いでしょう。承認/差戻は、全チャネルに適用されます。特定のチャネルについてのみ差し戻すということはできません。また、特定のチャネルについてのみ承認することもできません。

  • プレビューアイコンにマウスを乗せて 2 秒ほど待つと QR コードが表示されます。それを使って実機でプレビューしながら内容を確認することも必要かもしれません。

  • プレビューしたページから周囲のページへのリンクを確認することなども必要かもしれません。

  • となりの「ページ編集」画面に入り、ページの公開開始指定時刻や公開終了指定時刻を確認する必要があるかもしれません。

  • もし、承認担当者が「ライター」権限を持っているのであれば、必要な修正を加えてから承認することも可能です。

承認依頼を承認すると決めた場合、画面右上にある「承認」ボタンをクリックして承認処理を開始します。もし、承認できず差し戻すと決めた場合には、画面右上にある「差戻」ボタンをクリックして差戻し処理を開始してください。

この画面の承認状況欄の「承認」のカラムには、以下の5つの承認状況のいずれかが記録されます。

  • 未承認未承認
    この承認ステップにまだ到達していないか、または、以前到達したものの、差し戻されたステップにはこの未承認のステータスが表示されます。

  • 承認待承認待
    この承認ステップには承認依頼が滞留しています。そのステップでの処理を待っています。

  • 承認完了承認完了
    このステップの承認は完了しています。承認依頼は、以前にこのステップを通過し、承認を取得しています。ステップの承認完了は絶対的なものではありません。あるステップで一旦承認を取得しても差し戻される場合があります。

  • スキップスキップ
    このステップはスキップされたため、承認作業(審査)は行なわれていません。承認プロセス側の設定で「スキップを許可」と指定されているステップにのみ発生します。

  • 差戻差戻
    このステップには差し戻されてきた承認依頼が滞留しています。そのステップでの処理を待っています。

承認ステップの状態と「承認履歴詳細」部分を合わせ見ると、その承認依頼がどのような経緯を経ていまどのような状態にあるのかを知ることができます。

承認する

承認の可否について判断を行なった結果、承認すると決めた場合、承認操作を行ないます。承認の操作は、画面右上の「承認」ボタンをクリックして開始します。

承認画面

承認の処理を開始すると、上図のような画面が表示されます。画面は大きく分けて、上半分と下半分に分かれています。上半分はこのステップで承認を完了した後、次のステップへの承認依頼を行うための部分です。下半分は、承認する承認依頼の依頼者または、依頼元承認ステップへの承認完了通知メールの作成に関する部分です。

このステップで承認を終えると、承認プロセス「一般コンテンツ用承認プロセス」の場合、次のステップは「コンテンツ責任者承認」ステップです。次のステップに向けて承認依頼メールを作成します。「次ステップへの承認依頼メール」欄の文面を確認してください。また、必要があれば加筆修正してください。この承認依頼メールの本文は、承認履歴の一部として記録されますのでご注意ください。記録された承認履歴の一部分を選択的に編集したり削除する機能はありません。

承認依頼メールは、デフォルトでは次のステップの担当者(通知メールを受け取る設定になっている担当者)に送られますが、必要があれば「承認依頼メール配信先」欄のチェックボックスを使って配信先を選んでください。チェックボックスを全部 OFF にして、承認依頼メールの配信を行なわなかった場合でも、本文は承認履歴の中に「依頼文」として記録されます。

承認完了通知メールは、「承認完了通知メール配信先」欄で配信先を選んだ場合にのみ配信されます。このメールはデフォルトでは配信されません。これは、ここでの承認が最終的な承認完了を意味しないからです。この承認依頼がさらに後段の承認ステップで差し戻される可能性もあります。従って、承認完了通知メールを受信しても、それは何か確定的な状況を示す物ではないわけです。そういう背景があるため、承認完了通知メールはデフォルトでは配信されません。

承認完了通知メールの配信先を指定しない場合でも、「承認完了通知メール」欄のテキストは承認履歴の中に「承認者コメント」として記録されますのでご注意ください。記録された承認履歴の一部分を選択的に編集したり削除する機能はありません。

承認依頼メール、承認完了メールの内容ができ上がったら、画面右上の「実行」ボタンをクリックします。

  • このステップでの承認が完了します。ページの編集権は次のステップの担当者に委譲されます。
  • 承認依頼メールが配信されます。
  • 承認完了通知メールが配信されます。

アクセス権のないフォルダに置かれているページに対しては承認操作はできません。また、差戻操作もできません。

差戻

承認の可否について判断を行なった結果、差し戻すと決めた場合、差戻操作を行ないます。差戻の操作は、画面右上の「差戻」ボタンをクリックして開始します。

先ほどの承認処理の例の続きで見てみましょう。

承認依頼画面

この例では、承認依頼は「一般コンテンツ用承認プロセス」という承認プロセスを進行中です。そして、現在、そのステップ2の「コンテンツ責任者承認」というステップで承認待になっています。この画面は、承認ステップ「コンテンツ責任者承認」の担当者が承認依頼メールの承認画面 URL を経由して承認画面に入った時の表示画面です。

この承認依頼について、画面のプレビューなどを通して承認の可否を判断した結果、差戻すと決めたとします。差戻の処理は、画面右上の「差戻」ボタンをクリックして開始します。

差戻画面

差戻を行なう場合、差戻先は承認依頼元となります。承認プロセスの最初のステップから差戻を行なう場合は、差戻先は承認依頼を作成した個人となります。2段回め以降から差戻を行なう場合には、差戻先は承認依頼元となっている承認ステップとなります。

差戻通知メールの文面を確認してください。できれば、文面に差戻理由を追記してください。この差戻通知メールの本文は、承認履歴の中に「差戻理由」として記録されます。記録された承認履歴の一部を選択的に編集したり削除する機能はありませんのでご注意ください。

差戻通知メールの配信先を選択してください。デフォルトでは、このステップへの承認依頼を行なったスタッフが差戻通知メールの配信先となります。差戻先がいずれかの承認ステップである場合には、そのステップの他の担当者に対しても差戻通知メールを配信することが可能です。その場合、チェックボックスで配信先を追加選択してください。

差戻通知メールの本文と配信先が決まったら、画面右上の「実行」ボタンをクリックしてください。差戻が実行されます。

ページ編集画面の承認欄に差戻しマークが表示されます

差し戻された承認依頼を持っているページは、ページ一覧画面の「承認」欄に差戻しマーク差戻が表示されます。

差戻された承認依頼の再承認依頼

差し戻された承認依頼について、差戻理由を考慮して必要な修正を加えるなど、再承認依頼の準備ができたら、承認依頼を次のステップに送り直します。

承認依頼画面

この画面は、差戻された状態の承認画面です。承認プロセス「一般コンテンツ用承認プロセス」のステップ1の「コンテンツ確認1」に差戻された承認依頼があることを示しています。差し戻された状態は赤いマークで記されています。

再度の承認依頼は、承認画面右上の「再依頼」ボタンをクリックして行ないます。下図のような画面が表示されますので、再度の承認依頼を行ないます。

再承認依頼画面

先ほどの承認依頼の場合には、前ステップへの承認完了通知メールの作成と、次ステップへの承認依頼メールの作成を同時に行ないましたが、再承認依頼の場合には、前ステップへの承認完了通知メールの作成は必要ありません。従って、承認の場合と画面構成が少し違います。承認完了通知メール作成部分のない画面で再承認依頼を作成します。

承認依頼メールの本文を確認してください。また、差戻理由に対して、どのように対応したかについて追記すると良いでしょう。このメールの本文は、承認履歴の中に「依頼文」として記録されます。承認履歴のある部分を選択的に編集したり削除したりする機能はありませんのでご注意ください。

承認依頼通知メールの配信先を選択してください。承認依頼の差戻操作を行なったスタッフ個人に対して承認依頼メールを送るのか、または、次ステップの他の担当者も含めるのかなどを判断し、必要な関係者に承認依頼メールを送ってください。

承認依頼メールの本文と、配信先が決まりましたら、画面右上の「実行」ボタンをクリックしてください。再度の承認依頼が実行されます。

承認完了と公開

承認プロセスを進み、最後のステップに到達したとしましょう。あとは、その最後のステップで承認を得ることでページは公開されることになります。承認プロセスの最終ステップにある承認依頼の承認画面は、たとえば下記のような表示となります。

承認履歴画面

画面からわかるとおり、この承認依頼は、承認プロセス「一般コンテンツ用承認プロセス」の第4ステップ(最終ステップ)の「最終公開チェック」というステップにあります。このステップの担当者が承認すると、この承認依頼は承認完了となり、関連するページのリビジョンが公開されます。

承認ステップの担当者は、承認すると決めたならば、画面右上の「承認」ボタンをクリックして承認処理を行ないます。

承認画面

次の承認ステップはありませんので、次ステップへの承認依頼メールの作成は必要ありません。

承認依頼元への承認完了通知メールの本文を確認してください。このメールの本文は、承認履歴の中に「承認者コメント」として記録されます。承認履歴のある部分を選択的に編集したり削除したりする機能はありませんのでご注意ください。

承認完了通知メールを配信する相手を選択してください。

入力が完了したら、画面右上の「実行」ボタンをクリックしてください。承認が実行され、ページが公開されます。

承認が完了したページをページ一覧画面で表示すると、下記のように表示されます。

ページ一覧画面の承認欄に承認完了マークが表示されます

承認が完了しているので「承認」欄の表示がグリーン承認完了になっています。この表示は、公開されているページのリビジョンが承認プロセスを通過して公開されていることを表しています。

承認ステップのスキップ

承認ステップの担当者が、承認プロセスを進行中の承認依頼に対して承認の処理を行なう際に、次のステップがスキップ可能と指定されている場合があります。

承認依頼画面で承認ステップをスキップする

上図の例では、現在の承認ステップは「コンテンツ責任者承認」ですが、次のステップの「法務チェック」という承認ステップは「スキップ可」の設定となっています。そのため「コンテンツ責任者承認」というステップの承認担当者は、承認依頼を承認した後、次の承認ステップとして下記のいずれかを選ぶことができます。

  • 「法務チェック」
  • 「最終公開チェック」

どちらに転送するかはポップアップで指定します。コンテンツ内容や状況に応じて次ステップを選んでください。ポップアップを切り替えると、承認依頼メールの文面と配信先のリストが書き変わりますので、次のステップを決めてから、文面と送り先を操作してください。

承認画面への入り方

承認画面へ入る方法は3種類あります。

  • 承認依頼メールや差戻通知メールなどに含まれている URL を使って入る。
  • ページ編集画面から入る。
  • 承認依頼一覧画面から入る。

承認依頼メールや差戻通知メールなどに含まれている URL を使って入る方法

承認依頼メールや差戻通知メールを受け取ると、その文面は下記のようになっているでしょう。

承認依頼メール例
下記ページの公開承認をお願いします。

サイト: www.frameworks.co.jp
依頼番号: 9
ページ: 新製品のご案内 [Rev. 1]
承認プロセス: 一般コンテンツ用承認プロセス
承認ステップ: コンテンツ確認1
承認画面URL: https://your.domain/WebRelease2?p=Iutjj2r90000000e0rmd3p400000002c19

文面にある「承認画面URL」を使って承認依頼画面に入ることができます。多くのメールソフトでは、この URL をクリックするだけでデフォルトのブラウザが起動して該当するページを表示するはずです。

この URL にアクセスすると、まず、WebRelease のログイン画面が表示されます。ID とパスワードを入力してください。正しい ID とパスワードを入力すると、承認画面が表示されます。

この URL は永久に使えるわけではありません。

  • ある承認依頼について承認依頼メールを受け取っていたが、しばらく放置している間に他の担当者が承認処理をしたため、その承認依頼の承認権限は既に他の承認ステップに移っていた。このような状況で古くなった URL にアクセスしても、承認画面には入れません。
  • 承認依頼が削除されてしまった場合にも、承認画面には入れません。
  • スタッフや承認担当者でなくなってしまった後でこれらの URL をアクセスしても承認画面はもとより、サイトにさえアクセスできません。

この URL が漏洩したり、残骸としてどこかに残っていても ID とパスワードがなければ WebRelease にログインすることはできません。また、権限を失ったユーザがその権限を超えて承認画面に入ることもできません。

ページ一覧画面から入る方法

承認画面へはページ一覧画面から入ることができます。

ページ一覧画面から承認依頼画面に入る

上記の例では、「News」というページの「承認」欄の黄色いマーク承認待は、このページが承認待の承認依頼を持ったページであることを表わしています。この承認依頼を処理するために承認画面に入るには、操作欄の「ページ編集」ボタン編集ボタンをクリックします。ページ編集画面で「承認履歴」タブを選択すると、承認画面に入れます。そこから、承認、差戻などの処理を行なうことができます。

承認待の承認依頼を持っているページに対しては「ページ編集」ボタンは、承認待となっている承認ステップの担当者にしか表示されません。「承認」欄に黄色いマーク承認待が表示されていて、かつ、「ページ編集」ボタン編集ボタンをが表示されているならば、その承認待は、あなたが担当しているいずれかの承認ステップで発生している承認待です。

「承認待」の他に「差戻」状態になっているページについても同様の方法で承認画面に入ることができます。その場合「承認」欄のマークは差し戻を示す赤マーク差戻です。

承認依頼一覧画面から入る方法

承認画面には「承認依頼管理」画面から入ることができます。この入り方がもっとも基本的な入り方かもしれません。

承認依頼一覧画面

承認依頼管理画面には「要対応依頼一覧」タブと「承認依頼一覧」タブがあります。「要対応依頼一覧」側に表示される承認依頼は、すべて、操作しているスタッフ(あなた)が対応可能な承認依頼です。つまり、あなたが担当者となっているいずれかの承認ステップで承認待または差戻になっている承認依頼です。「操作」欄の黄色いボタン編集ボタンをクリックすると承認依頼画面に入ることができます。

「承認依頼一覧」タブ側には、承認完了になったものも含めて、すべての承認依頼が表示されています。この中で操作欄に黄色いボタン編集ボタンが表示されている承認依頼は、操作しているスタッフ(あなた)が対応可能な承認依頼です。このボタンをクリックすると承認依頼画面に入ることができます。

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