WebRelease 2.75T リリースのお知らせ

WebRelease 2.75T をリリースいたしました。このリリースは WebRelease 2.75S に対するメンテナンスリリースです。

2.75S 以前のバージョンをお使いのお客様はこのバージョンへのアップデートをお願いいたします。

Java をアップデート

2.75T では OpenJDK Amazon Corretto 8 が 1.8.0_342 にアップデートされています。このアップデートにより、安定性、安全性が改善されています。なお、このアップデートには脆弱性対応が含まれています。なるべく早い段階で 2.75T へのバージョンアップをお願いいたします。

Tomcat をアップデート

2.75T では Tomcat が 8.5.81 にアップデートされています。このアップデートにより、安定性、安全性が改善されています。

サイトインポート機能を強化

大規模なサイトをエキスポートすると巨大な(数十Gバイト超)サイトエキスポートファイル (*.wrb) が生成されます。このサイトアーカイブファイルを WebRelease にインポートしようとするとうまくインポートできない場合がありました。大きなファイルがブラウザや経路上のデータサイズの制限などでアップロードできないケースがありました。

今回、大きなファイルを多数の小さな 32M byte 以下のファイル(チャンク)に分割してアップロードし、WebRelease 側で再結合する方式を導入しました。これにより、大きなサイトアーカイブファイルを安定してインポートできるようになりました。また、インポート途中で特定のチャンクのアップロードにエラーが発生した場合なども、チャンク単位でリトライされるため十分な安定性のないネットワーク上でも大きなファイルのアップロードが実行できるようになりました。

また、WebRelease サーバ上にサイトアーカイブファイルを事前に sftp などでコピーしておき、WebRelease には、サーバ上のファイルのパスを指定してインポートすることもできるようになりました。

なお、サイトのエキスポート/インポートの手順は従来どおりで変更はありません。

Internet Explorer がサポート対象外となりました

本バージョンより Internet Explorer の全バージョンをサポート対象から除外させていただきました。本バージョン以降、WebRelease は Internet Explorer ではご利用いただけません。Edge, Chrome, Firefox, Safari など、他のブラウザで WebRelease をご利用ください。
【2022/08/02 追記:Edge の IE モードでの利用もサポート対象外です】

従来製品との互換性

WebRelease 2.75T は WebRelease 2.75S に対して十分な互換性を維持しています。

このバージョンで修正された不具合

WebRelease 2.75T では下記の不具合が修正されました。

[1]プレビュー用の URL が正常に動作しない
識別番号 3221
該当バージョン 2.75S 以前
不具合の詳細

ページ編集画面に表示されている「プレビューURL」欄の URL を使ってプレビューする時に、プレビューURL のリビジョンと異なるリビジョンが表示されてしまう場合がある。例えば、過去のリビジョンのページ編集画面を開き、そのページに表示されている「プレビューURL」でプレビューを行うと、過去リビジョンではなく、その時の最新リビジョンがプレビューとして表示されてしまう。

改修方法

修正いたしました。

[2]WebRelease を利用中に突然ログアウトしてしまうことがある
識別番号 3210
該当バージョン 2.75S 以前
不具合の詳細

WebRelease を利用中に突然ログアウトしてしまう。WebRelease の利用中に、ブラウザが許容する cookie のサイズや数の上限を超えてしまうことがあり、その結果、ブラウザが保持している WebRelease とのセッションを維持するための cookie が失われてしまうことが原因でした。短時間の間に、再起動していない同一のブラウザから WebRelease に頻繁にログインを行うと cookie 数が上限を超えることがあった模様です。

改修方法

修正いたしました。

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